【今月の経営格言】イーロン・マスク(企業家)

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る。
作者: 中川清徳  2015年11月19日号   VOL.24667
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メジャーリーグでは背番号「42]を使ってはいけない!?

(続きは編集後記で)

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【今月の経営格言】イーロン・マスク(企業家)
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 『最終的に自動車大手がテスラよりも優れたEVを生産できる
  ようになれば、テスラは存在する必要はありません。優れた
   EVを作っている限り、テスラの存在意義があるのです』

   イーロン・マスク(企業家)

  出所:「日経ビジネス(1759)」(日経BP社)
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冒頭の言葉は、

「価値を生み出し続けるために、やるべきことを突き詰めて
  考える必要がある」

ということを表しています。

規制業界の革命児として、ビル・ゲイツ氏や、スティーブ・ジョ
ブズ氏などと比較されることも多いマスク氏。そんなマスク氏が
世界的に知られるようになったきっかけは、テスラが発売した
スポーツカータイプのEV(電気自動車)でした。

このEVは、スタイリッシュなデザインや、先進的な設備などは
もとより、テスラがベンチャー企業だったことや、マスク氏が
自動車業界の門外漢だったことも注目を集めました。

自動車製造には、莫大な資金や長年にわたって蓄積されたノウ
ハウが必要です。それまでマスク氏が活躍してきたIT業界とは
異なり、アイデア勝負で、すぐにビジネスを拡大できるわけでは
ありません。

しかし、マスク氏は新規参入が難しいという業界の常識を、パナ
ソニックやトヨタ自動車などのパートナーとの協業や、最先端の
ロボット技術を使ってコストを抑えた内製化を図ることで乗り
越えています。

テスラがユニークなビジネスモデルを構築することができるのは、
製品そのものを捉える視点が斬新だからでしょう。例えば、従来
のEVは短距離移動用の小型のものが中心でした。EVは1回の充電で
走行できる距離が短く、走行距離を伸ばそうとすれば大容量の
電池を搭載する必要があり、コストが膨らむからです。
 
一方、テスラでは全く逆のアプローチを取りました。マスク氏は
「地球環境に配慮した、経済合理性の高い乗り物=EVの普及が
欠かせない」と考える一方、自身はスポーツカーファンであり、
従来型のEVでは自動車として面白みが無いと不満を持っていま
した。そこで、スポーツカータイプのEVにターゲティングし、
ノートパソコンなどで利用される小さく、安価な民生用電池を
大量に使う方法を選ぶことで、電池の問題を解消したのです。

マスク氏はEVだけでなく、スペースXではロケット開発に参入する
など、規制業界への参入に貪欲です。マスク氏には、次のような
信念があり、どちらのビジネスにも大きな意義があり、リスクを
顧みず成功させなければならないものだと考えています。

「地球環境は危機に瀕している。人類を火星に移住させなければ
 ならない」

「火星への移住」のような壮大なビジョンに対して「クレージー」
だという冷ややかな見方もあります。

しかし、テスラは自動車メーカーとして半世紀ぶりにナスダック
市場に上場、スペースXはNASA(米航空宇宙局)との契約締結など、
着実に結果を出していることから、大手企業がパートナーとして
協力し、投資家からの資金調達に成功しています。

テスラやスペースXの躍進は、既存の業界のルールを変えたことが
評価されたものです。マスク氏のような、「ルールを変える」
「イノベーションを起こす」などのいい意味で枠からはみ出す、
規格から外れることは多くの企業が目指している姿です。

しかし、規格から外れる者には、さまざまな壁が立ちはだかり
ます。それは、法規制や、保守的な組織文化などです。中でも
最大の壁といえるのが、意識・無意識のうちに規格にとらわれて、
挑戦を諦めてしまう自分自身のマインドです。

一方、マスク氏は、他人がどう考えているかではなく、自分自身
が重要だと考えていることに対して向き合い、突き詰めて考えて
います。だからこそ、電池の大容量化の事例のように「規格外」
の結果を生み出せるのです。

マスク氏ほど壮大なものではないとしても、「クレージー」だと
いう評価など全く気にならないほど実現したいビジョンや夢は
あるでしょうか。そうしたビジョンや夢に真正面から向き合い、
実現のために妥協無く取り組むことで、規格外の結果が生まれ
ます。イノベーションは意図して起きるものではありません。
しかし、自社のビジネスについてクレージーなほど突き詰める
ことで、そのきっかけをつかむことができるのです。

【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本稿で
記載している内容は作成および更新時点で明らかになっている情報
を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当性を担保す

ものではありません。また、本文中では内容に即した肩書を使用
しています。加えて、経歴についても、代表的と思われるもののみ
を記載し、全てを網羅したものではありません。

【経歴】
イーロン・マスク(1971~)。南アフリカ生まれ。スタンフォード
大学大学院中退。2002年、Space Exploration Technologies Corp.
(本稿では「スペースX」)設立。2008年、Tesla Motors,Inc.(本稿
では「テスラ」)CEO就任。

【参考文献】
「日経ビジネス(1759)」
 (日経BP社、2014年9月)
「イーロン・マスク  未来を創る男」
 (アシュリー・バンス(著)、斎藤栄一郎(訳)、講談社、2015年9月)

(中川コメント)

 本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉事業団」が
提供する情報を転載しました。

今日はここまで。では、またあした。

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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。

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    編集後記      
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メジャーリーグでは背番号「42]を使ってはいけない!?

 色とりどりのユニフォームでファンの目を楽しませてくれるアメリカのメ
ジャーリーグだが、毎年4月15日になると、グランド上には目を疑いたくな
るような光景が広がる。

 その日行われる試合ではすべてのチームの選手、コーチが背番号「42のユ
ニフォームを着用して試合に臨むのである。選手ばかりか審判までもが袖に
この番号をつけるという。

 これは、1947年に近代野球で初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・
ロビンソンの栄誉をたたえるためのものだ。

 彼がデビューを果たした4月15日を「ジャッキー・ロビンソン・デー」とし
て、全選手が彼の背番号である42を背負ってプレーするのである。

 ちなみに、この42という背番号は1997年から全球団共通の永久欠番に定めら
れているので、毎年、4月15日にだけ許される背番号というわけだ。

 それにしても、たった1日のために特別仕様のユニフォームを全選手分用意
するのだから、プレー向様メジャーリーグのスケールの大きさには驚かされる
ばかりだ。

(「あの業界のタブー」より 青春出版 発行)

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