【賃金】裁判員で欠勤した場合の取り扱い

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発行者: 中川清徳  2016年7月10日号 VOL.2741
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カエサルが「賽は投げられた」と叫んだのは、どんな場面?

(続きは編集後記で)

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 【賃金】裁判員で欠勤した場合の取り扱い
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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   今日は裁判員について質問します。

中川 はい、どのようなことですか?

社長 Aさんが裁判員に選ばれました。
   それで会社を欠勤するので了解してほしいとのことです。

中川 ほう。

社長 駄目だとは言えませんからOKしました。
   気になるのが会社を休んだ日の取り扱いです。

中川 はい、どうするつもりですか?

社長 会社としては欠勤扱いにしたいのですが、まずいですかね?

中川 まずくはありません。
   欠勤扱いでもOKです。
   労基法で選挙などの「公民としての権利」を行使する場合は
   会社は拒否できないことになっています。

社長 法律にちゃんと書いてあるのですか。
   悩む必要はありませんね。
   では、当日は欠勤扱いもだめですか?

中川 欠勤扱いにして賃金を控除するということですか?

社長 そうです。

中川 賃金を控除することはOKです。
   就業規則を拝見しましたら無休と書いてありますよ。

社長 ほんとうだ。
   無給だと本人は収入が減りますね。
   国は補填してくれるのですかね?

中川 日当のようなものが支給されます。

社長 そうですか。
   もし、本人が当日年休をとったらどうしたらいいですか?

中川 年休の取得の理由は会社に言わなくてもOKです。
   会社もいちいち理由を確認しないでください。
   だから、年休をとって休むこともOKです。

(中川コメント)

公職選挙、被選挙権、最高裁判所裁判官の国民審査、住民の直接請求、
議員、そして裁判員などを行う場合は「公民権の行使」として
請求があった場合は拒否できないことになっています。

賃金を払うか払わないかは会社の自由です。
就業規則に明記するのが一般的です。

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    編集後記      
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カエサルが「賽は投げられた」と叫んだのは、どんな場面?

「賽は投げられた」「ブルータス、お前もか」「来た、見た、勝った」など、
ローマの英雄カエサルは数多くの名言を残している。なかでも、「賽は投げ
られ」と言う言葉は、いまも世界中でつかわれているが、そもそもこの名
セリフは、どんな場面で発せられたものだろうか。

これは、カエサルが、元老院、そしてライバルのポンペイウスとの決戦を覚
惜したときに発した言葉である。

紀元前60年、ローマでは、ポンペイウスとクラッススに、カエサルを加えた
第一回三頭政治がスタートした。この三人のなかで、真っ先に大きなポイン
トをあげたのは、ポンペイウス。長年ローマを悩ませてきた海賊を退治し、
東方遠征でも立て続けに手柄をあげた。つづいて、カエサルがガリア(現在
のフランス)遠征に成功し、ガリア総督の地位についた。

焦ったのは、クラッススである。二人に匹敵するような武勲をあげようと遠
征するが、逆に命を落としてしまう。その結果、三人のうちの一人が欠けた
ことで、三頭政治のバランスは崩れた。

元老院が支持したのは、ポンペイウスのほうで、紀元前49年、元老院から、
ガリア総督カエサルに対して召還命令が下る。それに従い、カエサルは軍を
率いて、イタリアとの境であるルピコン川まで帰ってきた。

当時その川を越えて本国の領土に入るには、軍隊を解散しなければならな
かった。ところが、事態は窮迫している。丸腰で帰れば、カエサルは反対派
に捕えられるか、命を奪われるにちがいない。そこで、
カエサルは、元老院、
ボンベイウスとの決戦を決意し、自らの軍を前にこう叫んだのだった。

「賽は投げられた」。そして、ルビコン川を越え、口ーマへと軍を進めたカ
エサルは、翌年、ファルサロスの戦いでボンベイウスを撃破。

ローマの実権を一手に握る第一歩を踏み出す。
ちなみに、「来た、見た、勝った」は、その翌年の紀元前47年、ポンペイウ
スを追ってエジプトに遠征したカエサルが、情勢の悪化した小アジアヘ転戦。
敵を破ったことを知らせる手紙に書いた言葉である。

(世界史と日本史 裏話大全 青春出版社発行より)

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