【労務管理】高血圧なので半日勤務にして欲しいと言われた

電線はピンと張つたほうが資源の節約にならないのか?
(続きは編集後記で)
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 【労務管理】高血圧なので半日勤務にして欲しいと言われた
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   Aさんについて相談です。
   Aさんは先日の定期健康診断の結果、高血圧と分かりました。
   それで、Aさんは半日勤務にして欲しいと言うのです。
   これに応じなければならないのですか?
中川:医師がそう言うのですか?
社長:いいえ。
   Aさんの判断です。
   高血圧で仕事中に何かあっても困るし...。
中川:Aさんは通常勤務をすることで約束しています。
   これは契約です。
   それを半日勤務にして欲しいと言うのは約束違反です。
   応じる必要はありません。
社長:でも、高血圧であることを知りながら仕事をさせせるのは問題が
   あるのでは?
中川:医師が半日勤務が妥当というのであれば、そうかもしれません。
   仮に医師が半日勤務しかできないと言うのであれば辞めてもらう
   ことになります。
社長:え?
   辞めてもらうのですか?
   そんなことができるのですか?
中川:御社の就業規則には、
   「精神または身体の障害もしくは虚弱老衰、疾病等によって、
    勤務に耐えられないと会社が認めた場合は解雇する」
   とあります。
社長:そうですね。
   でも、半日なら働けるので解雇は忍びないですね。
中川:ではパートとして働いてもらったらどうですか?
社長:そんなことができるのですか?
中川:いったん退職してもらい、改めてパートとして雇用するのです。
   これは可能です。
社長:分かりました。
   上司と話し合います。
(中川コメント)
Aさんには冷たいようですが、雇用契約を履行できないのですから
辞めてもらうことになります。
短時間勤務の申し出に応じる義務はありません。
ただし、医師の見解を確認する、あるいはAさんの体調を確認するなの
丁寧な対応をしてからどうするかを判断しましょう。
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    編集後記      
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電線はピンと張つたほうが資源の節約にならないのか?
私たちがふだん家のまわりで目にする電線や、発電所から変電所まで
電気を送る電線は、電信柱と電信柱のあいだ、鉄塔と鉄塔のあいだが、
ダラーンと大きくたるんでいるものだ。
それは資源のムダづかいにみえるかもしれない。
ピンと張ったほうが電線は短くてすみそうにも思えるからだ。
ところが、送電線をピンと張ると、送線は真ん中あたりでブチッと
切れてしまうのだ。
電線を人間の腕に置き換えて説明したいので、ひとまず10キロの重さの
カバンをふたりでもつ場面を想定してほしい。
ふつうに腕を下げてもてば、腕に大きな負担はかからず、カバンをラクに
もつことができる。
だが、もし腕を水平にしてカバンをもったら、腕に大きな負担がかかる
だろう。
送電線をピンと張ると、これと同様のことが起きるのだ。
しかも、鉄塔と鉄塔のあいだは、かなり距離がある。
そこに送電線をピンと水平に張ると、どうなるか。
送電線の両端から等距離あたりに、大きな荷重がかかることになる。
送電線は、その重さに耐えきれず、切れてしまうのである。
送電線のたるみは資源のムダづかいどころか、たるんでいるからこそ、
電機が私たちにまで届くのだ。
(ねえねえ、教えて!日本人の総疑問 河出書房新社刊より)