【労災】他人の暴行は労災か?

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弊社は「人事考課は主観でよい!」と提唱しています。
人事考課は主観でしか評価ができません。
しかし、それに甘えて、自分の好みだけ、自分の好き嫌いだけで人事考課を
されては、従業員はたまったものではありません。
主観で決めるとしても評価にはルールがあるのです。
そのルールを知らないで主観で人事考課をしては不信感ばかり募(つの)り
結果的に労務管理がギクシャクすることになります。
人事考課の基礎を身につけることで従業員との信頼関係をよくしていきま
しょう。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2017年12月12日号 VOL.3333
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「2」種類以上のバックアップデータをとる
(続きは編集後記で)
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 【労災】他人の暴行は労災か?
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中川 こんにちは。
社長 何か参考になる判例はありませんか?
中川:では、他人の暴行は労災になるかというものです。
社長:へえ、仕事中に他人から暴行を受けることがあるのですね。
中川:そうです。
   飲食の店長が客同士のトラブルの仲裁に入りました。
   しかし、店長の態度が気に入らないと一方的に暴行を受けました。
社長:なるほど、そんな場合もあるのですね。
中川:これは労災になると思いますか?
社長:当然でしょう。
   仕事中ですから。
中川:でも、客は店長の態度が気に入らないというのですから
   店長の態度に原因があるのです。
   それでもですか?
社長:うーん。
   判決はどうなりましたか?
中川:店長が店内のもめごとを収めるのは当然の仕事である。
   そして、私怨(個人的なうらみ)もないので労災と
   なりました。
社長:なるほど。
   他には?
中川:無賃乗車をしようとした乗客に入場を制止したため
   刺され負傷した事件があります。
社長:なるほど。
   いろいろ現場では苦労があるのですね。
   これは当然労災でしょう。
中川:ピンポーン!
社長:では、労災扱いにならなかったのはどんなものですか?
中川:売店勤務の女子社員が恋慕した男が相手にされないことに
   腹を立てて包丁で刺殺されました。
社長:え?
   これが労災にならないのですか?
   店先でのことですよね?
   死亡したのにかわいそうですね。
中川:仕事が恋愛感情を誘うものではありません。
   たまたま客が横恋慕しただけです。
   仕事とは関係がないから、労災にならなかったのです。
   
社長:うーん、気の毒ですね。
   他にありますか?
中川:無賃乗車を検札した車掌が、後日ダンス会場で
   「お前、俺の顔に見覚えがあるだろう」と
   他の7~8人の仲間と一緒に袋だたきにあいました。
社長:それは気の毒ですね。
   先ほどの切符の事件では労災扱いになりました。
   どうしてこの場合はダメなのでしょうか?
中川:原因と結果に相当の期間が経過していること、
   被災場所も業務とは関係ないことから
   労災扱いにはありませんでした。
社長:ふーん。
   難しいものですね。
中川:そうですね。
   今回ご紹介したのは判例です。
   判例と言うことは労働基準監督署の労災認定に
   不満があって訴訟をしたということです。
社長:なるほど。
   労基署の労災認定が覆ることがあるのですね。
中川:そうです。
   労災は素人判断をしないことです。
   労基署の判断を優先しましょう。
   それで納得できなければ弁護士に相談しましょう。
(中川コメント)
お役に立てば幸いです。
  
  
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    編集後記      
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「2」種類以上のバックアップデータをとる
私はよく、「失敗学」に関連して、日本全国や海外で講演をしています。
本当にありがたいことです。
私にとっては定番の講演ですが、毎回違う人にお話をするわけですから、
お客様にとってはl回l回が特別です。
その期待に応えるために、講演資料のパワーポイントは、データの
バックアップの仕方についても、私はかなり念を入れています。

その方法とは、「データが入ったパソコンそのもの」を持参し、
かつ、「ファイル名を変えてデータを保存したUSBメモリ」も携帯すること。
「2」つ以上の形式でバックアップしておけば、何かの理由で自分の
パソコンが立ち上がらなかったときにも、パソコンだけをお借りすれば
講漬ができます。
ちなみに、USBメモリのデータのファイル名を変えるのは、どちらの
データが原本なのかをひと目でわかるようにするためです。
最近では、安全のため、外部から持ち込んだUSBメモリは、自社の
パソコンには差し込ませない方針の会社もあります。
そのときのために、ネット上にもその日の講演用データを置いておくよう
にもなりました。
三重の備えです。
さらに、普段から「2」種類以上のバックアップをとる習慣を持つことで、
何らかのトラブルで作業中のデータが消失してしまった場合にも、
比較的消失時に近いデータを確保できます。
その意味でも、この習慣は有効だといえるでしょう。
(仕事が早いのにミスをしない人は、何をしているのか?
                      飯野謙次著 文響社刊)
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  【DVD版】 中小企業の賃金制度の作り方
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弊社の主力商品である賃金制度、一般公開セミナーを開催していますが、
各地から地元での開催はないのか?との問い合わせをたくさんいただ
きました。
忙しくて東京まで行けない、忙しくてセミナーに参加できない方のために
DVDを作成することにしました。
内容は公開セミナーと同じですが、時間の制約上、評価制度と賃金制度移行の
方法は省略しました。しかし、このDVDで必要な情報を入っています。
よろしかったら下記からお申し込みください。
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    ご注意      
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