■正社員募集の周知だけで安心?10月からの意向確認■

☆★☆――――――――――――――――――――――
中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年8月20日 Vol.6529
――――――――――――――――――――――

■固定残業代、今の運用で本当に大丈夫ですか■
否定する話ではなく、制度を整理し直す視点をお伝えします
https://nakagawa-consul.com/seminar/142_web.html

ChatGPT Image 2026年6月20日 10_04_30

――――――――――――――――――――――――――――

■「静かな退職」と福利厚生の意外な関係■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

――――――――――――――――――――――――――――
■正社員募集の周知だけで安心?10月からの意向確認■
――――――――――――――――――――――――――――

ChatGPT Image 2026年8月18日 08_52_51

「正社員を募集するときは、
社内にも知らせています」

「それなら、パート社員への対応は
十分ですよね?」

このように考えている会社は、
少なくないのではないでしょうか。

パート社員や有期契約社員を、
通常の正社員へ転換するため、
会社には一定の措置が求められています。

具体的には、次のいずれかを行います。

・正社員の募集情報を社内に周知する

・正社員を配置するときに、
本人の希望を申し出る機会を設ける

・正社員への転換試験制度を設ける

すでに社内掲示板やメールなどで、
正社員の募集を知らせている会社も
あるでしょう。

令和8年10月からは、
こうした制度を用意するだけでなく、
本人の意向を確認し、配慮することも
求められるようになります。

ここで迷いやすいのが、
「何をどこまで聞けばよいのか」です。

Q
パート社員全員に、
正社員募集への応募意思を
確認しなければならないのでしょうか?

A
実際に応募するかどうかを、
一人ひとり網羅的に確認することまで
求められているわけではありません。

まずは、将来的に正社員として
働くことを希望しているかなど、
本人の意向を把握することが大切です。

「今回の募集に応募しますか」と
回答を迫るような聞き方ではなく、
今後の働き方について話し合う機会と
考えるとよいでしょう。

Q
いつ確認すればよいのでしょうか?

A
有期契約社員であれば、
契約更新時の面談を活用すると
進めやすいでしょう。

定期面談を行っている会社なら、
その中に正社員転換の希望を尋ねる
項目を加える方法もあります。

対面での確認が難しい場合は、
メールなどを利用することも考えられます。

大切なのは、確認したという形だけを
整えることではありません。

本人が安心して希望を伝えられるように、
正社員になった場合の仕事内容や勤務地、
労働時間なども説明しておきたいところです。

Q
本人が「今は希望しません」と
答えたら、それで終わりでしょうか?

A
家庭の事情や働き方への考えは、
時間の経過によって変わることがあります。

一度希望しなかったからといって、
その後も意向が変わらないとは限りません。

契約更新や定期面談などの機会に、
無理のない範囲で改めて確認するという
視点を持つとよいでしょう。

ワンポイントアドバイス

面談で使う質問を、
あらかじめ一つ決めておきましょう。

例えば、

「今後、正社員として働くことに
関心はありますか」

「将来の働き方について、
会社に伝えておきたい希望はありますか」

といった聞き方です。

回答欄には、
「希望する・希望しない」だけでなく、
「今は決めていない」も設けると、
本人が答えやすくなります。

また、確認した日や本人の希望を
簡単に記録しておけば、
次回の面談にもつなげられます。

では、現場ではどう考えるか。

まずは、自社で正社員の募集情報を
どのように伝えているかを
確認してみてください。

社内掲示板に貼るだけで、
対象となる人に情報が
届いていないこともあります。

そして、制度を知らせることと、
本人の希望を聞くことを
一つの流れとして考えてみましょう。

こうした対話は、法令への対応だけでなく、
意欲のある人材を見つけ、
長く活躍してもらうきっかけにもなります。

自社の案内方法と面談の進め方を、
一度立ち止まって見直してみませんか。

――――――――――――――――――――――――――――
■パワハラ・セクハラ撲滅セミナー(社内研修)
――――――――――――――――――――――――――――
今ある指導を否定せず、線引きを整理する視点で落ち着いて確認します。
https://nakagawa-consul.com/seminar/089.html

ChatGPT Image 2026年6月6日 10_24_14

――――――――――――――――――――――
【本からの気づきメモ】
――――――――――――――――――――――

■「静かな退職」と福利厚生の意外な関係■

会社は辞めないものの、決められた仕事だけをこなし、
提案や意見を控える働き方を「静かな退職」と呼びます。
国内調査では、こうした働き方を肯定する人が46.7%、
別の調査でも若年層の46%が潜在層とされました。

背景には、実質賃金の伸び悩みや、頑張っても賃金が
あまり増えないという諦めがあると考えられています。
テレワークを経験し、仕事より生活を重視する意識が
強まったことも、変化の一因とみられます。

注目される対策の一つが、福利厚生の活用です。
制度が充実し、実際に利用して役立ったと感じる人ほど、
静かな退職が少ないという相関関係が確認されています。

自分に合った支援を受けると、会社への親近感や信頼感が
育ち、「支えてもらった分を返したい」という気持ちが
生まれます。福利厚生は単なる待遇ではなく、会社と
従業員の関係を結び直す役割も担っているのです。

【無料メールマガジンご登録はこちら】

 

――――――――――――――――――――――
免責事項
――――――――――――――――――――――

このメルマガでは、
わかりやすさを重視し、
法律や判例も簡潔に
ご紹介しています。
本内容に基づくトラブル等については、
責任を負いかねます。
あらかじめご了承ください。

――――――――――――――――――――――

メールマガジン
社長、上司が「あの人はすごい!」と
いわれるピカイチ情報

☆発行責任者
有限会社中川式賃金研究所
所長 中川清徳
☆公式サイト

☆問い合わせ
info@nakagawa-consul.com
☆バックナンバー

https://nakagawa-consul.com/blog

☆登録・解除

社長、上司があの人はすごいといわれるピカイチ情報 - メルマガ

大企業20年、中小企業13年、人事労務担当一筋で現場をはいずりまわった経験を活かし、中小企業の経営者、管理者のための人事労務管理について、すぐに役立つピカイチ…