■社長の思い、10年後も社員に伝わっていますか?■

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「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
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発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年9月26日Vol.6366
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■AIの回答は、最後に人間が選ぶ■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■社長の思い、10年後も社員に伝わっていますか?■
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「うちの会社をなぜ始めたのか、
若い社員はほとんど知らないんですよ」

「昔は大変だったけれど、その話を知っている社員も
だんだん少なくなってきました」

長く会社を経営していると、
こんなことがありますよね。

創業時の思いや、苦しい時期をどう乗り越えたのか。
経営者にとっては忘れられない出来事でも、
何もしなければ少しずつ社内から消えていきます。

そこで考えてみたいのが「社史」です。

社史というと、創業50周年や100周年に作る、
分厚い記念誌を思い浮かべるかもしれません。

しかし、社史の役割は会社の歴史を
年表にして残すことだけではありません。

創業者がなぜこの事業を始めたのか。
社名にはどんな思いが込められているのか。

主力商品やサービスは、どのような苦労や
試行錯誤の中から生まれたのか。

経営危機や業界の変化に直面したとき、
会社はどのように乗り越えてきたのか。

こうした出来事を残すことで、
会社が大切にしてきた考え方も伝えられます。

Q 昔の出来事を並べれば社史になりますか?

A 単なる年表だけにするのではなく、
出来事の背景や当時の思いを加えるとよいでしょう。

例えば、商品開発に苦労した担当者や、
長年勤務している社員に話を聞けば、
その時代の雰囲気まで伝わってきます。

写真を加えたり、社員の声を載せたりすることで、
読みやすく印象に残るものにもできます。

Q 社史は社員向けに作るものですか?

A 誰に読んでもらうかによって、
内容を変えていくとよいでしょう。

社員向けなら、製品開発やプロジェクトの歴史など、
会社が歩んできた道を中心にできます。

採用など社外向けにも使いたいのであれば、
社員のインタビューや商品・サービスの紹介、
これから会社が目指す姿を盛り込む方法もあります。

つまり大切なのは、最初に
「何のために作るのか」を決めることです。

Q 社史は本にしなければいけませんか?

A 必ずしも分厚い本にする必要はありません。

雑誌のような形、小説のような読み物、
漫画や絵本、動画、ウェブサイトなど、
読み手や使い方に応じてさまざまな形があります。

創業期の苦労など、大切な部分だけを選んで
読みやすくまとめる方法もあります。

【ワンポイントアドバイス】

いきなり社史を作ろうと考えなくても構いません。

まず、会社設立時の書類、昔の会社案内、
会議の記録、社内報、社員手帳、古い写真などを
一度集めてみてはいかがでしょうか。

そして、創業時を知る人や長く勤めている社員に、
「当時はどんな会社だった?」
と聞いてみるのです。

会社に関わってきた人の記憶そのものが、
大切な会社の歴史です。

書籍として本格的に作る場合には、
完成まで最短でも1年程度かかることがあります。

だからこそ、創業者や古くからの社員が
元気なうちに話を聞いておくことも大切でしょう。

社史は過去を懐かしむだけのものではありません。

会社が何を大切にしてきたのかを振り返り、
それを次の世代へ伝えるためのものでもあります。

御社の創業時の思いや苦労を、
10年後の社員は知っているでしょうか。

一度、会社の歩みを振り返ってみるところから
始めてみるのもよいかもしれません。

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【本からの気づきメモ】
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■AIの回答は、最後に人間が選ぶ■

AIに質問すると、1回目から思い通りの答えが
返ってくるとは限りません。

そこで、AIにいくつもの回答を出してもらい、
その中から人間が選ぶという使い方があります。

興味深いことに、AIが作った俳句とプロの俳人が
作った俳句を比べた研究があります。

人間が選んだAIの俳句が、最も美しいと評価され、
プロの俳句とAIの俳句は同じ程度の評価でした。

AIは必ずしも思い通りの答えを返しませんが、
そこで使うのをやめてしまうのは早いようです。

何度かやり取りを重ねることで、自分では思いつか
ないような良い回答が出てくることがあります。

AIにすべてを任せるのではなく、複数の回答を
出してもらい、最後は人間が選ぶのがポイントです。

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大企業20年、中小企業13年、人事労務担当一筋で現場をはいずりまわった経験を活かし、中小企業の経営者、管理者のための人事労務管理について、すぐに役立つピカイチ…