【うちは大丈夫?】 人手不足と年休取得、裁判所の判断はこうだった!
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者のために語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年6月8日 Vol.5984
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■涙と鼻水の関係■
(続きは編集後記へ)
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【うちは大丈夫?】
人手不足と年休取得、裁判所の判断はこうだった!
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【結論】
「人手不足」を理由に有休取得日を変えることは、
原則として認められません。
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Q.人手が足りないとき、有休は断れるの?
A.基本的には断れません。有休は労働者の権利で、
本人が希望した日に取得できるのが原則です。
Q.でも現場が回らないと困るのでは?
A.たしかに、少人数体制の中小企業では深刻です。
しかし、裁判所は「慢性的な人手不足」は
“例外扱いの理由にならない”と判断しました。
Q.どんなケースだったの?
A.JR東海の新幹線乗務員が希望日に年休を申請。
会社は「人手が足りないから5日前に別日に変更」と
運用していましたが、高裁はこれを認めませんでした。
Q.何が問題だったの?
A.「代わりの人がいない」状態が恒常的であれば、
それは会社の体制の問題であり、
労働者の有休を制限する理由にはならないのです。
Q.では、企業はどう対応すれば?
A.年休取得を前提にした人員計画や業務設計が必要です。
代替要員の準備や、チームで支える体制を意識しましょう。
Q.中小企業でもできることはある?
A.まずは「今、有休が取りやすい職場かどうか」
社内で実態を確認することから始めましょう。
急には変えられなくても、一歩の改善が大切です。
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編集後記
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■涙と鼻水の関係■
涙は常に分泌されており、目を潤し守っています。
上まぶたの外側にある涙腺から分泌された涙は、
目頭にある鼻涙管を通って鼻へと排出されます。
ふだんは涙の多くが蒸発し、残りは鼻へ流れます。
しかし、悲しみや刺激で涙が大量に出ると、
鼻涙管が処理しきれず、鼻へ流れた涙がそのまま
鼻水としてあふれ出てしまうことになります。
つまり、泣いたときに鼻水が出るのは、涙が多く
なりすぎて目からあふれ、鼻へも流れ込むからです。
出典:『話のネタ・雑学の本』 幻冬舎文庫
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