■退職金を減らして給料アップ? 今、企業で広がる新しい選択とは■
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年6月5日 Vol.6353
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■固定残業代、今の運用で本当に大丈夫ですか■
否定する話ではなく、制度を整理し直す視点をお伝えします
https://nakagawa-consul.com/seminar/142_web.html

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■「なるほど」は便利でも誤解されることがある■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)
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■退職金を減らして給料アップ?
今、企業で広がる新しい選択とは■
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「初任給を上げたいけれど、
人件費の負担も大きい」
そんな悩みを抱える会社は
少なくありません。
採用競争が激しくなる中で、
給料水準の見直しを検討する企業が
増えています。
しかし、給料を上げるためには
原資が必要です。
そこで最近、
退職金制度を見直して、
その一部を給与へ振り替える動きが
見られるようになってきました。
これは多くの会社で
よくある悩みです。
特に若手採用に苦戦している会社では、
将来の退職金よりも、
今の給与を重視する応募者が
増えていると感じることも
ありますよね。
Q.
退職金を減らして給料を上げるのは
問題ないのでしょうか?
A.
考え方としては一つの選択肢です。
ただし、
長年働いてきた社員にとっては
退職金は老後設計の一部です。
若手とベテランでは
受け止め方が大きく異なるため、
十分な説明と配慮が欠かせません。
Q.
若手社員は歓迎するのでしょうか?
A.
比較的歓迎されやすい傾向があります。
毎月の手取りが増えることは
生活に直結するためです。
一方で、
将来の資産形成についての理解が
十分ではない場合もありますので、
制度の趣旨を伝えることが大切です。
例えば、
ある製造業のA社では、
採用力向上を目的として
給与制度の見直しを検討しました。
若手社員からは
「毎月の給料が増えるなら助かる」
という声がありました。
しかし、
勤続20年以上の社員からは
「老後の資金はどうなるのか」
という不安の声も上がりました。
そこで会社は、
制度変更の内容だけでなく、
将来の受取額や影響について
丁寧な説明会を実施しました。
結果として、
全員が賛成ではなかったものの、
制度変更の理由については
理解が広がったそうです。
Q.
制度を見直す際に最も大切なのは
何でしょうか?
A.
社員との対話です。
制度そのものよりも、
「なぜ変更するのか」
を納得してもらえるかどうかが
重要になります。
ワンポイントアドバイス
給与や退職金の見直しを行う際は、
制度説明だけでなく、
社員が将来の生活設計を考える機会も
合わせて提供すると理解が深まりやすく
なります。
かつては
「長く勤めれば退職金が増える」
という考え方が一般的でした。
しかし今は、
働き方も転職も多様化しています。
だからこそ、
昔からある制度をそのまま続けるのか、
時代に合わせて見直すのか。
経営者として考える機会が
増えているのかもしれません。
自社の退職金制度が、
これからの採用や定着に
本当に合っているのか。
一度立ち止まって
見直してみるのもよいかもしれません。
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【本からの気づきメモ】
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■「なるほど」は便利でも誤解されることがある■
会話の中で「なるほどですね」と
返事をする人をよく見かけます。
相手の話を理解したことを伝える
つもりで使われる言葉ですが、
受け取る側によっては少し違った
印象になることがあります。
「なるほど」は本来、
相手の説明や考えに対して
納得したときに使う言葉です。
そのため、何度も繰り返すと
上から評価しているように
聞こえる場合があります。
相手の話をしっかり理解したことを
伝えたいときは、
「今のお話、よく分かりました」
と伝えた方が自然に受け取られる
ことがあります。
また、話の途中で安易に
「はい」「なるほど」を続けると、
本当に関心を持って聞いているのか
分かりにくくなることもあります。
相手が伝えたい内容を言葉にして
返す方が、理解していることが
伝わりやすくなります。
何気ない返事一つでも、
相手への伝わり方は意外と
変わるものなのですね。
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