【労務管理】部下指導の心構え

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「いろいろとお付き合いもあり保険にはたくさん入っているものの、何が
なんだかよくわからなくなった」という経営者にお目にかかる機会が少な
くありません。
本当に必要なのかと思いつつ、しかし誰に相談したらよいかわからないの
で、ついつい先送りしてしまいがちです。
先送りする理由は、複数の保険会社と付き合いがあり、どの保険会社に相
談したらよいかわからない、何が正しいのかよくわからない、といったと
ころでしょうか?
このセミナーでは、一般に複雑でわかりづらいと言われる生命保険の基本
や、生命保険税制についてわかりやすくお伝えします。
 講師:濱田勝則(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2016年4月7日号 VOL.2633
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「肝」は「入れる」のではなく「煎(い)る」
(続きは編集後記で)
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 【労務管理】部下指導の心構え
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・ベテラン管理職は、蓄積された指導メソッドを持っているが、これらの
 指導メソッドは、管理職本人の属人的な経験に基づくもので普遍的なも
 のではない
・管理職は、マイメソッド・マイセオリーにこだわるのではなく、部下の
 個性や組織文化、時代背景などを考慮しつつ、柔軟な対応を心掛けたい
1.部下指導ではマイセオリーに気をつける
 部下の指導や人材育成については、ベテラン管理職であれば誰でも雄弁に
語ることができる。管理職として長年部下と接することで、蓄積した経験則
があるからだ。経験を通じて得たノウハウは確かに貴重であり、「あいつは
俺が育てた」といった成功談とともに語られる指導メソッドは、傾聴に値す
る場合もある。
 しかし、こうした上司の指導メソッドは、属人的な経験に基づくもので、
また特定の企業文化や人事制度、時代を背景にしたものであり、普遍的なも
のではない。属人的な成功体験は、背景や事情が変わった場合には、逆に部
下指導の足かせとなる。部下指導ではこの点に留意する必要がある。マイメ
ソッド・マイセオリーにこだわるのではなく、部下の個性や組織文化、時代
背景などを考慮しつつ、柔軟に対応したい。
2.普遍的な部下指導ノウハウ
 部下指導では、昔から引用される普遍的なノウハウがある。例えば、太平
洋戦争時の連合艦隊司令長官であった山本五十六の「やってみせ、言って聞
かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」は、その代表例である。
 これは手本を示して、実際にやらせてみる。さらにやったことを上司が承
認し、よくできた点をフィードパックすることで部下を動機づけるという一
連のノウハウである。このような普遍的な指導ノウハウも、状況によっては
通用しないこともある。
 例えば、年功序列制度が主流であった時代に入社した者と、成果主義制度
が導入された時期以降に入社した者とでは、考え方や物事の捉え方がまった
く異なる。上司が一方的に「言って聞かせてjも、情報としては理解しでも、
本質的な部分で部下は納得しない。「言って聞かせて」という一方的なコ
ミュニケーションの量と頻度をいくら増やしても、コミュニケーションは改
善しない。
ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化
 日本企業の組織文化を指して「ハイコンテクストjと称されることがありま
す。ハイコンテクスト、ローコンテクストは、アメリ力の文化人類学者のエ
ドワード.T.ホールによる研究で有名になった言葉です。
 日本の企業組織は濃密な人間関係を基盤とし、コミュ二ケーションの背景
となるコンテクス卜(価値観等)が高いレベルで共通し、多くを語らずとも
おたがいに察することで意思が通じるというものです。
 上司が「あれどうなった」と言った場合に、部下が「あれは大文夫です」
と答えることで、お亘いに通じることも多いと思いますが、このような以心
伝心が可能なのも組織文化がハイコンテクス卜だからです。しかし若年者を
中心にコンテクス卜が変わってきており、また異文化コミュニケーション
やグローバル化の観点から、ハイコンテクス卜を前提としたマネジメントの
見直しがなされつつあります。
(中川コメント)
 本日の記事は労政時報付録「部下の育成指導」から引用しました。
あなたの部下として定期採用の新入社員が配属されたら参考にしてください。
定期採用でなくても部下と接する基本です。
ご自分の部下との関わり合いを振り返るきっかけになれば幸いです。
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定年延長での悩みは、賃金をどう決めたら良いか、管理職などは役職を
そのままでいいのかということです。
賃金の決め方でやってはいけないのは、定年の時の給料の80%とか70%と
決める方法です。
管理職の給料は、一般社員とは違った決め方をしなければ、労務管理は、
うまくいきません。
法律改正がありました。
平成25年3月31日までに労使協定を締結した方がよいということにも触れて
いますが、それは使えなくなりました。しかし、給料の決め方については
大変参考になります。
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    編集後記      
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「肝」は「入れる」のではなく「煎(い)る」
「キモいり」は「あれこれ世話をすること」の意味で、「A部長のキモいりで
Bさんの歓迎会が開かれた」のように使われます。
 これを漢字で書くと、たいていの人は「肝入り」と書いてしまいますが、
「肝いり」と平仮名で書くのが正しい書き方です。
 それは、このことばは本来は「肝煎」と書き、「入」は当て字だからです。
「煎」は常用漢字ではないので、「いり」と平仮名で書くのが望ましいとい
うわけです。
(間違いことばの本 講談社より)
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