【振休】代休と振休の違いは?

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 退職金制度の見直をご検討の方へ
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基本給に連動した退職金制度は高額の退職金になる可能性があり危険です。
また、漫然と大手企業の退職金制度をまねしている会社は危険です。その
理由は、中小企業は中途採用、中途退職が常態であり、定期採用、定年退
職する大手企業とは事情が違うからです。

退職金制度の見直しをお勧めします。
退職金制度の見直しは次のステップで行います。

 ステップ1 退職金の隠れ債務の見える化
 ステップ2 貢献度に応じた退職金額の設定
 ステップ3 自己都合減額の設定(単純に減額するのは疑問です)
 ステップ4 忙しい時にわざと退職するようなけしからん社員への対応策
 ステップ5 新退職金制度を従業員に説明する
 ステップ6 不利益変更になる場合は従業員の同意を得る
 ステップ7 退職金規程を改定して労働基準監督署に届ける

退職金制度問題を専門家の力を借りて解決したい会社は下記にメールをくだ
さい。
ご注意:ステップ5,6,7はアドバイスをしますが実行するのは会社です。

退職金制度見直しコンサルティングの仮申込み
(正式依頼ではありません。お申込み後に断ることは自由です)

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コンサルティング料を含めた詳細をご連絡します。

 

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年7月9日号   VOL.1560
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英国・サッチャー首相の発言

(続きは編集後記で)

 

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【振休】代休と振休の違いは?

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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   振替休日のことがイマイチ分かりません。
   分かり易く説明してください。

中川:振替休日は振休とも言われています。
   似た文言として代休があります。

社長:振休と代休の違いは何ですか?

中川:振休は休日を振り替えることです。
   代休は休日出勤をしたので代わりに休みを与えることです。

社長:同じに聞こえますが。

中川:振休は休日を振り替えるので休日出勤とはなりません。
   代休は休日出勤をしたので休むのです。

社長:ああ、休日出勤になるかがポインですね。
   でも、そんな区分をして意味があるですか?

中川:大きいアリです。

社長:はあ?

中川:いやいや、大ありです。

社長:...。

中川:代休は休日出勤をしていますので、割増賃金を払わなければなりません。

社長:いくらでしたっけ?

中川:135%です。

社長:で、振休は?

中川:振休はそもそも休日出勤をしていないのですから
   割増賃金を払う必要はありません。

社長:で、いくらでしたっけ?

中川:100%です。

社長:なるほど。
   では、会社は代休を与えるよりは振休を与えた方が
   得ですね。

中川:ピンポーン!

社長:よし、では今後は全部振休とします。

中川:あのう、振休にしても割増賃金が発生する
   場合がありますよ。

社長:え?
   どうしてですか?

中川:振休をその週に与えれば問題はないです。
   しかし、翌週以降に振休を与えた場合は
   週40時間を超える場合があります。
   その場合は割増賃金が発生します。

社長:よく分かりませんが。

中川:たとえば、月曜日から金曜日の出勤の週が
   あったとしますね。
   その場合は1日8時間×出勤日数5日=40時間と
   なります。
   しかし、土曜日出勤を命じその振休を翌週に与えた
   とします。

社長:それはあり得る話です。

中川:で、土曜日出勤した週は何時間の労働になりますか?

社長:えーと、
   1日8時間×6日=48時間となります。

中川:小学生でもできる簡単な算数です。
   はい、よくできました。

社長:そんなほめられ方をされても...。

中川:土曜日出勤をした週は40時間を超えていますから
   8時間分は割増賃金を払わなければなりません。

社長:えええ!
   いくら払うのですか?

中川:125%です。

社長:では、振休の意味がないですね。

中川:意味はあります。
   もし、その週の月曜日に休ませて土曜日出勤を
   させたとしたら
   1日8時間×5日=40時間となりますので
   割増賃金が発生しません。

社長:振休でも割増賃金を払わなければならないことがあるのですね。

中川:ピンポーン!

(中川コメント)

振休を与えても週40時間を超える週は割増賃金の支払が必要です。
うっかりしやすいので注意しましょう。

本日のメルマガ記事は平成23年6月23日と同文です。読者から基本的な
ことを繰り返し記事にして欲しいとのご依頼がありましたので、再掲し
ました。繰り返すことが基礎を作り上げる秘訣だと同感しています。
今後も時々記事を繰り返すことがあります。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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英国元サッチャー首相の発言

英国元サッチャー首相は、首相当時、ベルギーのブルージュで「ECの統合に
ついてスピーチをしてくれ」という司会者に、次のように言っている。これ
は、ジョークではない。

「貴方は、大変勇気のある人です。この私に、ECの統合について話をしろと
言うのですから。それはジンギスカンに平和的共存の美徳について話をしろ
というようなものですよ」

(世界ビジネスジョーク集 おおばともみつ著 中央公論新社刊より)

では、また明日お会いしましょう!!

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