【従業員の還暦を祝おう】

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60歳以上の給料の決め方をほとんどの会社が間違っています    
60歳以降の給料は、年金と合わせて決めなければなりません。
現役時代の給料の70%とか80%とかいう決め方はご本人も会社も損をします。
また、法律が65歳までの義務化されました。
新しい法律改正による60歳以上の給料の決め方をお話しします。
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それを実施していない会社の対応策もご提案します。

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年9月7日号   VOL.1621
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サツチャー首相は、自国のインフレと失業率の高さに悩まされていたこと
もあり、EC統合が雇用の増加や低インフレにつながるというのは幻想にす
ぎないとみていたのである。

(続きは編集後記で)

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【従業員の還暦を祝おう】

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恒例の川越さんのメルマガの全文転載です。

(引用開始)

 いつもお読みいただきありがとうございます。

さて、プロ野球もいよいよ大詰めです。
優勝はほぼ巨人かと思いますが、今年は3位争いにも
目が離せません。
例年なら、この時期に借金が「15」もあると、すでに
消化試合みたいなことになっているのに。

消化試合と言えば、多くの場合、60歳定年後の再雇用
も同じようなことになりがちですね。
給料も相当下がり、役職もなくなりでは、モチベーション
を維持しろと言うのがむずかしいのかも知れません。

そこで、第233号は、定年後再雇用される方の還暦に
一工夫して、モチベーションを維持してもらおうという
お話です。

 

【従業員の還暦を祝おう】

 還暦を迎えれば定年退職が当たり前だったものが、
今はその後もバリバリ勤めている人も少なくない。
だから、還暦は"あがり"じゃなく、職業生活の通過点
の一つになってきた。

そこで、今回は節目である従業員の還暦に、ちょっとし
た心配りをすることにより、還暦後の再雇用を消化試合
ではなく、実のある技能継承期間にしようと言う提案で
ある。

1.メリハリがないと消化試合に
 多くの会社では、60歳定年後も"嘱託"と言う形で
再雇用をしている。
しかし、"嘱託"には"ご隠居"と言うイメージがあり、
何となく消化試合的な雇用関係になりやすい。

1)原則65歳まで雇用義務...平成25年4月から高年
  齢者雇用安定法と言う法律が改正され、本人が希望
  すれば原則65歳まで雇用しなくてはならない。
  たしかに、経過措置があり、平成37年3月までは、
  一定の年齢以降は再雇用基準によって再雇用する人
  を選別できる。しかし、余ほどのことがないと再雇
  用を拒否できず、実質は65歳まで雇用義務がある
  のと同じだ。

2)仕方なく雇うから仕方なく働く...65歳までの雇用
  義務化は、年金支給開始年齢の繰り下げのツケ回し
  のようなものだ。できれば60歳定年で辞めて欲し
  かったり辞めたかった人もいるはずである。
  お上(かみ)から言われるから、年金が出ないから
  仕方なく雇用関係を続けるものの、そう前向きな話
  ではない。

3)後任がいない中小企業...良くも悪くも中小企業では
  人に仕事がつく。仕事があって、それに合う人が
  次々に入ってくる大手とは根本的に違う。
  だから「定年」とは言っても、そう簡単に辞めても
  らうわけにはいかない。なんだかんだ言ったところで、
  「定年」などあってもないようなもので、余ほどの
  ことがない限り働いてもらうことになる。

2.思いをカタチにする
 少なからず、定年まで勤め上げてくれた従業員へは感
謝の思いがある。しかし、思いはカタチにしないと伝わ
りにくい。

1)節目に今までの感謝の思いを伝える...たしかに、
  "還暦"と言っても、今は若々しい人も多くてピン
  と来ないが、人生において大きな節目であることに
  違いはない。多少は勤務に落ち度があっても、還暦
  になるまで真面目に働いてくれるのは立派なもので
  ある。一般的に、還暦前後の人が人様から祝福され
  ることはそう多くなく、せめて還暦ぐらいは祝って
  やりたいものだ。

2)もめ事を防ぐために...生え抜きの従業員が還暦を迎
  える頃は会社も代替わりを迎えるが、ちょうどその
  頃に労務関係のトラブルも起きやすい。社長となっ
  た2代目と還暦を迎える従業員との関係は少々微妙だ。
  「社長の息子と言うだけで...」。だから、こちらか
  ら教えを請う姿勢で生え抜き従業員の嫉妬心(しっ
  としん)を和らげる。
  "実るほど 頭の下がる 稲穂かな"の如く。

3)思いを託す3つのカタチ...思いをカタチ化するのに
  決まりはないが、例えば次の3つだ。

  ・1万円程度の商品券または金一封を還暦当日に
   「おめでとうございます」と一言添えて本人へ
    手渡す。  
 
  ・5千円程度のお花を奥さん宛に贈る。本人へ手渡し
   でもいいが、"内助の功"に報いる姿勢を明確に
   するため奥さん宛に贈る。お花をもらって怒る人
   はいない。

  ・お祝いと一緒に還暦お祝い状を手渡す。お祝い状
   まで付ける会社はあまりないから"まさか"の感
   動が生まれる。
  

3.その日に渡す還暦お祝い状
 この手
紙は、2代目社長が生え抜き従業員に対して差
し出すことを想定している。宛名は従業員だが、狙いは
その先にいる奥さんだ。
また、できれば手書きの方が、相手に伝わる思いは数段
に大きい。

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 田中さん、還暦おめでとうございます。
このめでたい日にあたり心よりお祝い申し上げます。

さて、田中さんには今も第一線でバリバリ仕事をしてい
ただいており、ただただ敬服するばかりです。
このように、元気に働いていただけるのも、陰になり日
向になりながらお支えくださっている奥様のお陰であり、
ここに重ねてお礼申し上げます。

ところで、私が先代から引き継いで1年余りになりますが、
日頃から何かとフォローしてくださり、大変助かってお
ります。
先代に比べたらまだまだ頼りないとは思いますが、
これからもお力添えをいただければ心強い限りです。

また、定年以降も勤務してくださるようですが、体に気
をつけられ、これまで同様、社業発展にご尽力賜れば幸
いです。

田中家皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げ
還暦のお祝いとさせていただきます。

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 人間関係をつくる方法は、意外にも昔とあまり変わらない。
思いをカタチにして、そのカタチがお互いに行ったり来たり
している間にできていくものだ。

2代目社長とは微妙な関係にある生え抜き従業員との間でも
"還暦"は大きなポイントになる。

 

※次回は【提出書類を堂々と指示して変な人を排除しよう】
 の予定です。

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(引用終わり)

(中川コメント)

 あなたの会社は導入できませんか?

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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サツチャー首相は、自国のインフレと失業率の高さに悩まされていたこと
もあり、EC統合が雇用の増加や低インフレにつながるというのは幻想にす
ぎないとみていたのである。

 三人のイギリスの政治家が、それぞれ、神様に一つの質問をすることを
許された。

 ます、労働党の党首が尋ねた。
「労働党は、いつ政権を取り戻すことができますか」
「十年後に」
 労働党の党首は涙を流しなが5去って行った。

 次に、社民党の党首が尋ねた。
「社民党政権は、いつできるでしょうか」
「100年後に」
 社民党の党首も涙を流しながら去って行った。

 最後に、サツチヤー首相が尋ねた。
「私の強い政治意思で、ECの統合は成功しないと思いますが、どうでしょうか」
 今度は、神様が涙を流しながら去って行った。

 統合とは関係ないが、アルゼンチンとイギリスがフォークランド諸島の領有
を巡って戦った時、この戦いに消極的な閣僚を前にしてサッチャーはこう叫ん
だという。
「我が内閣に、男は一人しかいないのか」

(世界ビジネスジョーク集 おおばともみつ著 中央公論新社刊より)

では、また
明日お会いしましょう!!

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    ご注意      
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このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、お役所の文書と
同じになります。結局わかりにくい記事になり、役に立ちません。
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