【休憩】休憩時間は決まりがあるのか?

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「社員が一丸となる賞与払い方」と「退職金制度見直し」セミナー 

 【東 京】11月 7日(木)13時20分~16時50分 東京都 銀座
 【長 野】12月 5日(木)13時20分~16時50分 長野県 JA長野ビル
    http://nakagawa-consul.com/seminar/067.html
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第1部 「社員が一丸となる賞与の払い方」
    講師:中川清徳

    賞与原資をどう決めたらよいのか悩んでいる経営者のためのセミナー。
    「見える化」した賞与で社員が一丸となってがんばります。

第2部 「退職金制度の見直し方」  
    講師:濱田勝則(社会保険労務士・プルデンシャル生命保険在籍)

    濱田講師は厚生年金基金に強い方です。退職金制度の見直し方に独
    自のお考えがあり大変参考になります。

詳しくは(セミナー申し込みもできます)

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年11月4日号   VOL.1679
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クロス・コンプレイニング、略してクロコンがあなたと恋人を別れさせる

(続きは編集後記で)

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 【休憩】休憩時間は決まりがあるのか?

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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   今日は休憩時間について質問します。

中川 はい、どのようなことですか?

社長 たまに休憩がとれないことがあります。
   休憩がとれないばあいはその分給料を払っています。

   そこで気になるのが法律はどうなっているか知りたいのです。

中川 ええーと、所定労働時間は7時間30分でしたね。

社長 そうです。
   それで、45分の休憩時間です。

中川 それで法律どおりですからOKです。
   ただし、休憩を与えなければなりませんので、給料を払えば
   休憩を与えなくても良いというのは法の趣旨に反します。

   休憩を与える努力が必要です。

社長 よその会社は60分休憩が多いのですが、どうしてですか?

中川 法律では8時間を超える場合は1時間の休憩を与えなければならない
   からです。

社長 でも、8時間を超える場合ですよね?
   8時間で退社すれば休憩は45分で良いのですか?

中川 はい、6時間を超える場合は45分
   8時間を超える場合は60分の休憩を与えれば良いのです。
   8時間で退社する場合は休憩は45分で良いです。

社長 そうなっているのですか。
   では、残業をするとどうなりますか?

中川 社長の会社は7時間30分です。
   したがって、残業を30分して退社した場合の
   労働時間は
   7時間30分+30分=8時間
   となります。したがって、休憩は45分で良いです。

社長 では、1時間残業をしたらどうなりますか?

中川 7時間30分+1時間=8時間30分
   となります。

   8時間を超えていますので、休憩は60分与えなければなりません。

社長 では、その場合は15分の休憩を別に与えなければならないのですね。

中川 そうです。

社長 でも、どうせ1時間の残業で退社するですから、わざわざ15分休憩
   するのは嫌がると思います。

   仕事が終わってから15分休憩を取ることにすれば良いのでは?

中川 休憩は仕事の合間に与えなければなりません。
   仕事が終わってから休憩といっても、それでは休憩ではないでしょう?

社長 そうですか。

中川 社長のお話だと現場では休憩時間があいまいな処理がされている
   可能性がありますよ。

   確認したほうがいいですね。

社長 そうですね。
   私は昼休みも仕事をしていますが、法律違反ですね?

中川 はあ?
   経営者は労基法の適用を受けません。
   
社長 社長のための労基法が欲しいですね。

中川 ...

(中川コメント)

労働時間が6時間を超える場合すくなくとも45分
8時間を超える場合はすくなくとも60分の休憩を与えなければなりません。

仮に徹夜作業をしたとしても、60分の休憩を与えれば、それ以上の
休憩は与えなくても良いことになっています。

徹夜をすると実際は食事や休憩は必要ですから、
60分しか休憩を与えないというのは非現実的ですが。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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クロス・コンプレイニング、略してクロコンがあなたと恋人を別れさせる

 親子、親威、友人、恋人、知り合い、上司、部下、向僚...。
その関係にかかわらず、人間、どうもウマが合わない相手はいるもの。避
けて済めばいいけれど、そうもいかないと厄介なもの。

 できるならば、関係を改善したい。でもアイツとはウマが合わない...。
そんなことで悩んでいる暇があったら、もっと考えるべきことがあるはず。
ウマが合わないなら合わないで、最悪の事態に発展するのを防ぐ作戦はあ
るのだ。

 想定できる最悪の展開。それが『メタ・コミュニケーション』である。
たとえば相手が待ち合わせに遅刻した。そこであなたがひとこと。

 「いつつもそう。この前も遅刻したよな...」

 相手は「故意じゃないし、謝ってるんだから許してくれよ。てか、ウザっ!」
と思うはず。だって、ウマが合わないんだから。場合によっては、「あんた
だって、この前...」と、遅刻とはまったく関係ないけれどあなたに非があっ
た出来事を持ち込むことも。こうなってしまったら、もはや手遅れ。

 水かけ論に陥るのは間違いない。少々しゃくでも、ここは自分から歩み寄
らない限り、関係改善は夢。

 では、いかに歩みよるか?

 まず悪意の深読みをやめること。「こいつ、俺をワザと待たせてるんじゃ
ねぇの?」といった思考パターンは捨てるべき。次に、「お前こそ」と非難
し返す『クロス・コンプレイニング』を避け、ネガティブなことを口にしな
いこと。最後に会話の論点が常に明確であれば、最悪の事態は避けられるは
ずである。

(本当は怖い心理学 齋藤勇監修 イーストプレスト刊より)

では、また明日お会いしましょう!!

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