今月の経営格言

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る

作者: 中川清徳  2015年2月19日号   VOL.2163
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缶詰のミカンの皮をきれいにむく驚きのワザ

(続きは編集後記で)

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   今月の経営格言
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 『最初は歩いていたものが自転車、オートバイ、四輪車、
  セスナ、ジェット機と乗り換えて行くような。今までの
  フォーマットではダメでしょうね』

    似鳥昭雄 (株式会社ニトリホールディングス創業者)

  出所:「月刊激流40(2)」(国際商業出版)

冒頭の言葉は、

「ビジネスを成功させるポイントは常に進化していくことにある」

ということを表しています。

「お、ねだん以上。」のキャッチコピーで知られるニトリ。従来
のニトリでは、海外拠点で製造した商品を輸入することで、円高
メリットを生かした値ごろ感のある商品を充実させてきました。
さらに2008年からスタートした「値下げ宣言」によって、低価格
帯の商品を扱うイメージが浸透するに至ります。

その後、いわゆる「アベノミクス」の影響もあって為替は円安
基調へとシフトしました。これを受けて2015年現在のニトリでは、
商品ラインアップを柔軟に見直し、低価格一辺倒ではなく、品質
を見直すことで商品単価を引き上げ、中価格帯の商品を充実させ
ています。

川上から川下まで手掛けるニトリにとって、商品ラインアップの
変更は簡単ではありません。社員の意識、従来の仕事の進め方、
機械やマニュアルなど、さまざまな領域にわたる改革が必要です。
ニトリはその改革に成功し、業績が堅調に推移しています。

改革が成功した背景には、組織が常に進化を意識して行動する
ための仕組みがあります。例えば、似鳥氏は日ごろから社員に
対して、社長や会社のためではなく、自分のために能力を磨く
ようにと説いています。また、同じ部署にいては思考や仕事の
進め方が固定化されるため、全社員を対象に定期的にさまざまな
部署や店舗に異動するジョブローテーションを行っています。
能力を磨き、進化することをいとわない大勢の社員の働きに
よって、ニトリは組織として進化し続けることができるのです。

似鳥氏は進化しなければ生き残れないという、強い危機感を常に
抱いています。過去に大型競合店の出店による売り上げの減少、
取引先金融機関の破綻など、似鳥氏は何度も窮地を乗り越えて
きました。こうした経験が似鳥氏の教訓として息づいているため、
常に危機感を抱くことができるのでしょう。似鳥氏の次のような
考え方も、危機感と向き合わなければならない経営者にとって
参考になるものです。

「順調な時はあまり差がつかない。僕はいつも逆境を待っている
 んです」

多くの経営者は逆境を避けたいと考えるでしょうが、似鳥氏は
異なります。なぜなら、逆境が生む危機感を、現状を見直し、
より良い方向への進化を促す力だと捉えているからです。

似鳥氏は売り上げの減少という危機に立たされた際も、次の言葉
に後押しされ前進することができました。

「できることはするな」

この言葉は似鳥氏が尊敬する経営コンサルタントから贈られた
もので、決して無策で経営に当たれという意味ではありません。
すぐにできるような小さな改善ではなく、実現不可能にも思える
難題に挑戦しなければ成長できないという含意です。

似鳥氏はこの言葉に後押しされ、将来へのビジョンを立て、その
実現のために難題に挑戦してきました。そして、解決の方法を
探る強い執念と、どんな難題も解決できるという気概を持って
前向きに経営に当たってきました。

危機感と前向きな姿勢は進化を導く両輪です。悲観することなく、
危機をチャンスに変えようと考える経営者の前向きな姿勢が、
自社を進化へと導くのです。

【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本稿
で記載している内容は作成および更新時点で明らかになっている
情報を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当性を
担保するものではありません。また、本文中では内容に即した
肩書を使用しています。加えて、経歴についても、代表的と思わ
れるもののみを記載し、全てを網羅したものではありません。

【経歴】
にとりあきお(1944~)。樺太(からふと)生まれ。北海学園
大学卒。1967年、似鳥家具店(現株式会社ニトリホールディン
グス。本稿では「ニトリ」)設立。

【参考文献】
「月刊激流40(2)」
(国際商業出版、2015年2月)
「日経ビジネス(1404)」(日経BP社、2007年8月)
「落ちこぼれでも成功できる ニトリの経営戦記」
(大下英治、徳間書店、2013年6月)

(中川コメント)

 本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉事業団」
が提供する情報を転載しました。

今日はここまで。では、またあした。

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質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。

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    編集後記      
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缶詰のミカンの皮をきれいにむく驚きのワザ

 ミカンを食べるときに、外皮をむき、なかの内袋までむいて食べようと
すると面倒で、中身をきれいに取り出すのもなかなか難しい。

 ところが缶詰のミカンは、きれいに内袋がむけていて、しかも身が崩れ
ていない。いったい缶詰メーカーは、どんな裏ワザで内袋をむいているの
か。

 ある缶詰メーカーに問い合わせたところ、ミカンの厚い外皮は機械でむ
かれ、内袋は薬で処理されているという。人がむいているわけではない。

 もう少し詳しく説明すると、まずミカンの外皮は、スコルダl(食材を煮
る機械)を通したり、蒸気を当てたりして皮を柔らかくした後、外皮に切り
込みを入れてからローラーで巻き込み、むいてしまう。

 次に、外皮がむけたミカンをゴム製の弾性材の柵の聞を通すことで、ひと
房ずつバラバラにする。最後に内袋をむくのだが、このとき使われるのが、
希晦酸溶液と希水酸化ナトリウム溶液という薬品。それぞれの溶液に約30分
ほど浸けた後、一時間程度水のなかを過すと、身崩れせずにすっかりむけて
しまうという。

 ただ、薬品に浸すと聞いてしまうと、「口に入れても大丈夫なのか」と思
ってしまうが、そこはご安心を。希塩酸も希水酸化ナトリウムも、最後の過
程で製品を水に通すことで除去され、完成品には残らないようになっている
のだ。

(雑学裏事情おもしろ事典 より 王様文庫発行)

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  【DVD版】 けしからん社員への対応せみなー
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無断遅刻を繰り返した社員を懲戒解雇して敗訴した入社後1年5ヶ月の間に180回に及ぶ無断遅刻をした社員を懲戒解雇しました。
経営者からみると懲戒解雇は当然過ぎる処分でしょうが、裁判で会社は敗訴しました。
信じられないでしょうが。 

問題点は二つあります。
一つは180回も繰り返しながら会社は懲戒処分を一度もしていなかったことです。
二つ目はいきなり懲戒解雇にしたことです。
経営者が当然だと思うことがいざとなったら通用しない事例です。

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