終業後の取引先の店で棚卸しを手伝って負傷した

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2022年4月16日 VOL.5196
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◆日本講演新聞・魂の編集長の「ちょっといい話」第二十二回
「精一杯生きよう、この命ある限り」水谷もりひと

(続きは編集後記で)

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終業後の取引先の店で棚卸しを手伝って負傷した
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Q
先日、当社の営業社員が取引先の店舗内で棚卸しの手伝いを
している最中、転倒して負傷する災害が発生しました。
この社員は、その日、当社の所定終業時刻後に担当取引先から
年数回行う棚卸しの手伝いを頼まれて出向き、商品の運搬作業中に
転倒して足を骨折してしまいました。

棚卸しの手伝いは、当社から業務命令を出したものではありません
が、過去にも行っていたようです。
こうした場合も業務上災害になるでしょうか。


[結論]
業務上災害となる可能性が高いです。
労働基準監督署に労災の手続きをしましょう。

[理由]
社員が取引先の要請に応じて作業の手伝いをすることが一般に
行われているような場合には、明示の業務命令がなくても、
その行為を行うことは黙示の業務命令があったといえるからです。

また、取引先の作業の手伝いをすることが、営業活動につながる
ものであれば、業務と密接に関連した業務に付随する行為に該当
するものといえます。

(中川コメント)
労災かどうかは労働基準監督署が決定します。
事業主が労災か否かを判断するのはやめましょう。

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編集後記
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◆日本講演新聞・魂の編集長の「ちょっといい話」第二十二回
「精一杯生きよう、この命ある限り」水谷もりひと

大学時代からの親友Sさんは、関西のほうで中学校の校長を
しているのですが、彼は昨年、人生最大のどん底にいました。

その中学校の一人の生徒が自ら命を絶ったのです。いじめが
あったわけではありません。確かな情報ではないのですが、当時
じわじわと増えていた「コロナうつではないか」といわれていた
そうです。

しかし、ご両親は「学校に問題があった」の一点張りで、
毎日、夜になると仲間数人と学校に押し寄せ、校長のSさんに
責任追及をしていました。

でも本人が亡くなっている以上、原因は誰にも分かりません。

ご両親もこんなかたちで最愛の息子が先立ってしまい、心中
うごめく悲しみと悔しさをどうしていいか分からず、最も身近な
学校にその感情をぶつけていたのかもしれません。

Sさんとの共通の友人を通して私がこのことを知ったのは今年
の十一月のことでした。

聞くところによるとSさんは深夜、何度か遠くの港まで車を走らせ、
そのまま海に飛び込んでしまいたい心境だったそうです。
今までテレビのニュースでこういう悲しい事件を知ることはあり
ましたが、担任の先生や校長先生の心境まで思いを馳せたことは
ありませんでした。無念でなりません。

私はふと、ある雑誌に載っていた知的障がい者の通所施設
「のらねこ学かん」の施設長・塩見志満子さん(八五)の話を
思い出しました。

志満子さんは三十八歳の時、当時小学二年生の長男を白血病で
亡くしています。だから、四人の兄弟姉妹の末っ子の二男が小学
三年生に上がった時は「もう大丈夫。お兄ちゃんのように死んだ
りしない」と胸をなでおろしたそうです。

ところがその年の夏、プールの時間に起こった事故でその二男
が亡くなったのです。長男の死から八年後のことでした。

志満子さんが勤務先の高校から駆け付けた時にはもう息をして
いませんでした。子どもたちの話によると、誰かに背中を押され、
そのはずみでプールサイドのコンクリートに頭をぶつけ、そのまま
沈んでしまったというのです。

志満子さんの心は怒りに満ち溢れました。「学校も友だちも絶対に
許さない」と。

しばらくすると、同じ高校教師の夫が大泣きしながら駆け付け
てきました。そして志満子さんの心境を察したのか、志満子さんを
近くの倉庫の裏に連れていってとんでもないことを言ったのです。

「これはつらく、悲しいことや。だけど犯人を見つけたら、
その子の両親はこれから先ずっと自分の子どもは友だちを殺して
しまった、という罪を背負って生きていかないかん。わしら二人が
我慢しようや。うちの子は心臓まひで死んだことにしよう。
校医の先生に心臓まひで死んだという診断書を書いてもらおう。
そうしようや。そうしようや」

とても同意できない志満子さんでしたが、夫が何度も何度も
「そうしよう」と言うので、仕方なく夫の言うことを聞きました。

これは四十年前の話です。毎年、二男の命日の七月二日になる
と、墓前に花がなかった年は一度もないそうです。
「誰かが花を手向け、タワシで墓石を磨いている。あの時、私
たちが学校を訴えていたら、お金はもらえてもこんな優しい人を
育てることはできなかった」と志満子さんはそう語っていました。

でも当時は、あまりにも悲しみが深く、もう教師を続けられない
と思い、校長に辞表を出した志満子さんに校長先生は「あなたを
必要としているところがある」と言って、紹介したのが養護学校
でした。

知的障がい者の子どもと触れ合う中で、やがて志満子さんの
心に「この子らと一緒に生きていこう」という気持ちが沸き
起こってきました。

養護学校卒業後、子どもたちの行き場が十分ではないことを知った
志満子さんは、五十七歳の時、教師を辞め、退職金をすべて投入
して「のらねこ学かん」を立ち上げ、今日に至っています。

子どもを亡くした親御さんの気持ち、あるいはSさんのような
立場の人の心境を思うと、自分が今抱えている悩みや苦悩なんて
微々たるものだと思い知らされました。

まだまだ自分は甘いなぁと思いました。もっともっと頑張ら
なきゃと決意を新たにさせられました。

(プチ紳士からの手紙 より http://giveandgive.com/)

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