■仮眠中も賃金が必要? 夜勤で見落としやすい落とし穴■

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「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年6月22日 Vol.6370
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■固定残業代、今の運用で本当に大丈夫ですか■
否定する話ではなく、制度を整理し直す視点をお伝えします
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■組織は人を育て、人は組織を育てる■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■仮眠中も賃金が必要? 夜勤で見落としやすい落とし穴■
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夜勤のある職場では、

「仮眠時間は給料の対象外」

と考えていることはありませんか。

介護施設や福祉施設、
宿直勤務のある会社では
よく出てくる問題です。

しかし実際には、
仮眠時間といっても
すべてが同じ扱いになるわけでは
ありません。

これは多くの会社で
よくある悩みです。

夜勤中にベッドで休んでいても、

電話が鳴れば対応する。

利用者に何かあれば
すぐに動かなければならない。

そんな状態であれば、
会社の指揮命令の下にあると
考えられることがあります。

つまり、

「眠っていたかどうか」

ではなく、

「自由に過ごせたかどうか」

が大切になるのです。

Q.
仮眠室で寝ていたのだから、
労働時間ではないのでは?

A.
そうとは限りません。

会社から離れることができず、
呼び出しに備えて待機している場合は、
実際の作業をしていなくても
労働時間と考えられることがあります。

大切なのは、
その時間の拘束の強さです。

Q.
実際に仕事をした時間だけ
給料を払えばよいのでしょうか。

A.
ここも注意が必要です。

夜間に呼び出しが少なくても、
勤務全体として会社の管理下に
置かれている場合があります。

その場合は、
待機時間も含めて考える必要が
出てくることがあります。

実はここで迷う会社が
とても多いのです。

ある施設では、
夜間の対応はそれほど多くなく、
仮眠時間もありました。

しかし利用者の状況によっては
いつでも対応できる状態が
求められていました。

そのため、

「実際に動いた時間だけ」

ではなく、

勤務全体の実態が
問題になりました。

ここから学べることは、
名前ではなく実態を見ることです。

「宿直」

「仮眠」

「待機」

という言葉を使っていても、

実際の働き方によって
判断が変わることがあります。

Q.
では会社は何を確認すれば
よいのでしょうか。

A.
まずは夜勤の実態を
整理してみることです。

従業員は自由に外出できるのか。

呼び出しはどの程度あるのか。

待機中も業務上の責任を
負っているのか。

こうした点を確認すると、
実態が見えてきます。

■ワンポイントアドバイス■

夜勤者に

「仮眠中に呼び出された回数」

を記録してもらうと、
勤務実態の把握に役立ちます。

後から振り返る際の
大切な資料にもなります。

夜勤は昼間の勤務と比べて
見えにくい部分があります。

だからこそ、

慣例や思い込みだけで
判断しないことが大切です。

今の夜勤制度は実態に合っているか。

一度立ち止まって
確認してみてはいかがでしょうか。

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【本からの気づきメモ】
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■組織は人を育て、人は組織を育てる■

日本の組織は上下関係が強いと
言われます。しかし本来の上下関係は、
相手を押さえつけるためのものではなく、
組織を円滑に動かすための仕組みです。

組織に入るということは、
自分の好きなことだけをするのではなく、
一定のルールや指示に従いながら
仲間と力を合わせることでもあります。

ただし、従うだけでは良い組織には
なりません。周囲の人を助け、
教え合いながら成長していくことも
大切な役割です。

組織には厳しさと優しさの両面があります。
厳しさは規律を守る力となり、
優しさは人を育てる力となります。

一人でできなかったことも、
人に教わり、人に教えることで
できるようになります。

組織は人を育てます。
そして育った人が、今度は組織を
より良くしていきます。

その積み重ねが、
組織の力を強くしていくのです。

 

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