■昼休みに電話対応したら残業?意外と知らない労働時間の考え方■
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年6月18日 Vol.6366
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■「どなた」はいつ使う言葉か■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)
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■昼休みに電話対応したら残業?意外と知らない労働時間の考え方■
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「昼休みに電話が鳴ったので対応した」
「来客があったので休憩を中断した」
そんなことはありませんか?
これは多くの会社で
よくある悩みです。
特に少人数の職場では、
「休憩中だけど電話くらいなら」
「お客様を待たせるわけにはいかない」
という場面が少なくありません。
しかし、
ここで気をつけたいのが
労働時間の考え方です。
Q.
昼休みに電話対応をしたら、
その時間は労働時間になるのでしょうか?
A.
実際に電話や来客への対応を行った時間は、
労働時間として考える必要があります。
会社の指示で業務を行っている以上、
休憩とは言いにくいからです。
そのため、
対応した時間については
賃金の支払いが必要になる可能性があります。
Q.
では数分程度の対応なら
問題ないのでしょうか?
A.
時間の長さだけで判断するのは
難しいところがあります。
ただし、
電話に出たり来客対応をしたりしている間は、
自由に休憩できている状態とは言えません。
実際の運用では、
どの程度の頻度で発生しているのか、
また、
休憩時間として十分な時間が
確保されているのかが大切になります。
ここで、
ある会社の例を考えてみましょう。
従業員20名ほどの会社で、
昼休みは12時から13時までです。
ところが、
毎日のように電話が鳴り、
事務担当者が
10分から15分程度対応していました。
会社としては
「少しだけだから問題ない」
と考えていましたが、
担当者からすると、
昼休み中も気が抜けず、
落ち着いて食事を取れない状態が
続いていました。
こうした状態が常態化すると、
休憩時間が十分に確保されているとは
言いにくくなります。
Q.
電話当番を決めれば
問題はないのでしょうか?
A.
電話当番にしている場合でも、
その時間に自由な利用が制限されているなら
注意が必要です。
例えば、
「必ず電話に出ること」
「来客があれば対応すること」
と指示されている場合は、
実質的に業務から完全に離れているとは
言えないことがあります。
ワンポイントアドバイス
昼休み中の電話対応が必要な会社は、
電話を留守番電話に切り替える、
受付時間を明示する、
交代制を導入する、
といった工夫を検討してみましょう。
小さな改善ですが、
従業員の満足度向上につながることも
少なくありません。
休憩時間は、
単に仕事をしていない時間ではなく、
心身をリフレッシュするための
大切な時間です。
昼休みの運用が
いつの間にか当たり前になっていないか。
一度立ち止まって、
自社の実態を確認してみてはいかがでしょうか。
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【本からの気づきメモ】
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■「どなた」はいつ使う言葉か■
会社に戻ってきた人から、
「誰かを呼んでほしい」と頼まれることがあります。
そのとき、相手の名前が分からないと、
つい丁寧にしようとして
「どなたをお呼びしましょうか」
と言いたくなることがあります。
しかし、社内の人を呼び出す場面では、
この言い方は注意が必要です。
「どなた」は相手を敬う言葉です。
そのため、自社の社員を指して
「どなた」と言うと、
身内に敬語を使う形になってしまいます。
この場合は、
「誰をお呼びしましょうか」
「どの者を呼びましょうか」
などのほうが自然です。
一方で、デパートや喫茶店などで、
お客様から別のお客様の呼び出しを頼まれた場合は
話が変わります。
呼び出す相手もお客様ですから、
敬意を込めて
「どなたをお呼びしましょうか」
と言ってよいのです。
丁寧な言葉ほど、
誰に向ける敬意なのかを
考えて使いたいものです。
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