『民事上の労働トラブル』

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「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年8月18日 Vol.6527
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(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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『民事上の労働トラブル』
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会社と労働者の間で、労働条件や職場環境を巡って民事上のト
ラブル(個別労働紛争)になることがあります。今回のメルマ
ガでは、厚生労働省が7月に公表した「令和7年度個別労働紛争
解決制度の施行状況」から、民事上のトラブルに発展しやすい
ケースについてお伝えします。労務管理のヒントになさってく
ださい。

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厚生労働省「令和7年度個別労働紛争解決制度の施行状況」
https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001719720.pdf

※「個別労働紛争解決制度」は、個別労働関係紛争解決促進法
に基づき、労使間の民事上のトラブルを解決する制度。全国
の労働基準監督署や労働局等の「総合労働相談コーナー」
(378か所)で受ける「総合労働相談」、都道府県労働局長
による「助言・指導」、都道府県労働局の紛争調整委員会に
よる「あっせん」の3つの解決方法が設けられている。

■総合労働相談
⇒件数               :119万8,010件
※内訳(重複あり)
法制度の問い合わせ        :78万3,579件
労働基準法等の違反の疑いがあるもの:22万9,156件
民事上の個別労働関係紛争相談   :27万7,053件

■「民事上の個別労働関係紛争の相談」の主な内容(重複あり)
⇒いじめ・嫌がらせ :55,614件
自己都合退職   :38,386件
労働条件の引き下げ:33,368件
解雇       :32,651件
退職勧奨     :26,022件
雇止め      :15,775件
雇用管理等    :14,046件
出向・配置転換  :12,682件
募集・採用    : 2,643件
採用内定取り消し : 2,316件

■労働局長による指導・助言
⇒申出件数     :9,616件
※主な内容(重複あり)
労働条件の引き下げ:1,220件
いじめ・嫌がらせ :1,163件
雇用管理等    : 937件
自己都合退職   : 864件
解雇       : 849件

■紛争調整委員会によるあっせん
⇒申請件数     :4,486件
※主な内容(重複あり)
解雇       :892件
いじめ・嫌がらせ :868件
雇止め      :475件
労働条件の引き下げ:453件
退職勧奨     :362件
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総合労働相談、労働局長による指導・助言、紛争調整委員会に
よるあっせんのいずれにおいても、いじめ・嫌がらせ、労働条
件の引き下げ、解雇が上位に挙がっています。いじめ・嫌がら
せが発生しない職場環境を整え、労働条件引き下げや解雇の際
には丁寧に説明することが欠かせません。

これら3つの解決制度は、労働者も企業も無料で利用できます。
特に総合労働相談は電話でもできるため、18年連続で毎年100
万件超の相談が寄せられました。令和7年度は、相談者の6割が
労働者でした。会社に一言も相談せず、直接、総合労働相談コ
ーナーに話を持ち込む労働者も少なくありません。

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【本からの気づきメモ】
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■観戦人気の陰で進む子どものスポーツ離れ■

プロ野球やJリーグの観客動員が過去最高を記録する一方、
子どもの競技人口は少子化を上回るペースで減っています。

小学生年代のサッカー選手は10年間で11%減少。
野球は硬式と軟式を合わせ、10年間で約4割も減りました。

背景には、習い事や娯楽の多様化、用具代や月謝の負担、
共働き家庭の送迎や練習の手伝い、夏の猛暑があります。

さらに、ボール遊びを禁止・制限する公園も増えています。
人口10万人以上の自治体では過半数、東京都内では
8割以上に及び、気軽に体を動かせる場所が不足しています。

本格的にスポーツをする一部の子と、ほとんど運動しない
多数の子に分かれる二極化も進行中です。

スポーツは見るだけでなく、自分で体験することで、
一流選手の技や競技の面白さをより深く味わえます。
自然と体を動かしたくなる環境づくりが求められています。

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大企業20年、中小企業13年、人事労務担当一筋で現場をはいずりまわった経験を活かし、中小企業の経営者、管理者のための人事労務管理について、すぐに役立つピカイチ…