■経歴詐称が発覚、すぐ解雇してよいですか?■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年8月28日 Vol.6537
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■従業員役員の処遇を迷わず決めるための実務ポイント■
・役員報酬と賞与の適切なバランス
・退職慰労金をめぐるトラブル事例
・執行役員と取締役の違いと選び方
https://nakagawa-consul.com/seminar/138_web.html

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■入れ歯を作る歯科技工士が足りない■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■経歴詐称が発覚、すぐ解雇してよいですか?■
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「採用した社員の職歴が、履歴書と違うようです」
「前の会社で問題を起こしていたらしいのですが、
すぐに辞めてもらうことはできますか?」

採用後に思わぬ事実が判明すると、
経営者や総務担当者は戸惑いますよね。

学歴や職歴、健康状態、犯罪歴などを隠して
入社したことは、決して軽い問題ではありません。

しかし、事実と違う申告をしたからといって、
直ちに解雇できるとは限りません。

大切なのは、隠していた内容が採用の判断や
担当業務にどれほど影響するかを確認することです。

Q 経歴詐称が分かったら、すぐ解雇できますか?

A まずは事実関係と会社への影響を
分けて整理するとよいでしょう。

例えば、資格が必要な仕事なのに資格がなかった、
重要な実務経験があると偽っていたという場合は、
採用や配置の前提が大きく崩れます。

一方、学歴を重視せず採用してきた会社で、
学歴だけが違っていた場合は、それだけを理由に
厳しい処分をすることが難しい場合もあります。

詐称の内容だけでなく、本当のことを知っていれば
採用しなかったか、業務に支障があるかという
視点が大切です。

Q 採用時に見抜く方法はありますか?

A 「できますか」と尋ねるだけで終わらせず、
具体的な業務を示して説明してもらいましょう。

「この仕事を担当する場合、どのような手順で
進めますか」と質問すると、経験や能力の程度が
見えやすくなります。

資格が必要なら、資格証の確認も欠かせません。
履歴書と雇用保険関係の書類などを照らし合わせると、
在籍期間の違いに気づくこともあります。

ただし、健康状態や犯罪歴は慎重な扱いが必要です。
健康について尋ねる場合は、仕事を安全に行うために
必要な範囲にとどめることが大切です。

犯罪歴も、本人の現在の働き方や担当業務との関係を
考えず、一律に不採用とするのは適切ではありません。

ワンポイントアドバイス

採用を決める前に、次の3点を確認してみましょう。

一つ目は、履歴書と提出書類の内容が一致しているか。
二つ目は、必要な経験や資格を具体的に確認したか。
三つ目は、説明内容に違いがない旨を本人に
確認してもらったかです。

内定から入社までの間に、経歴確認を行うことへの
同意を得ておく方法も考えられます。

Q 本採用後に発覚したら、どう対応しますか?

A いきなり解雇を決めるのではなく、
まず本人から事情を聞くことが出発点です。

そのうえで、別の仕事への配置転換などにより、
雇用を続けられないかを検討するとよいでしょう。

それでも業務を任せられず、会社への影響が大きい
場合に、初めて処分を慎重に検討します。

試用期間中であれば、本採用後よりも適性を
判断しやすい面があります。ただし、試用期間なら
自由に辞めてもらえるわけではありません。

就業規則には、重要な経歴を偽って採用された場合や、
試用期間中に適性がないと判断された場合の扱いを
あらかじめ定めておくことも大切です。

経歴詐称への対応は、発覚後の処分だけではありません。
採用時の質問、書類確認、試用期間中の観察という
段階ごとの備えが、後のトラブルを減らします。

「うちの採用手続きは十分だろうか」と、
一度立ち止まって確認してみてはいかがでしょうか。

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■採用の失敗を防ぐために、今できる一つの判断材料■
https://nakagawa-consul.com/seminar/113_web.html

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【本からの気づきメモ】
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■入れ歯を作る歯科技工士が足りない■

入れ歯やかぶせ物を作る歯科技工士の高齢化が、
急速に進んでいます。2024年の就業者は3万1733人で、
そのうち50歳以上が55%を占めています。

一方、養成機関の入学者は1995年度の3199人から、
2026年度には1014人まで減少しました。低賃金や
長時間労働が敬遠され、若者の離職も目立ちます。

年収300万円以下の人が4割に上るとの調査もあり、
1日15時間ほど働いても採算が合わない現場があります。
このままでは、入れ歯の完成まで長く待つ人が
増えるかもしれません。

そこで、設計や削り作業を自動化するCAD/CAMの導入や、
歯科技工士の賃上げを支援する新しい仕組みなど、
働きやすい環境づくりが進められています。

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大企業20年、中小企業13年、人事労務担当一筋で現場をはいずりまわった経験を活かし、中小企業の経営者、管理者のための人事労務管理について、すぐに役立つピカイチ…