■社員が動かない本当の理由 事業計画で会社が変わる■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年10月27日 Vol.6347
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■新卒採用が減少、中途採用は増加へ■

(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■社員が動かない本当の理由 事業計画で会社が変わる■
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社員が動く事業計画の秘訣

「社員がもっと自主的に動いてくれたらいいのに」

「何度説明しても、社長の考えが伝わらない」

そんな悩みはありませんか?

社員にもっと頑張ってほしい。
会社の将来を考えて仕事をしてほしい。

経営者なら、誰もが願うことですよね。

しかし、社員の立場からすると、
会社がどこに向かっているのか、
自分は何をすればよいのか、
よく分からないことがあります。

実は、ここに事業計画の大切な役割があります。

事業計画は、単に売上や利益の目標を
決めるためのものではありません。

社長の考えを社員と共有し、
全員が同じ方向に進むための道しるべなのです。

■Q1. 事業計画は社長の頭の中にあれば十分では?

A. 社長自身は分かっていても、
社員まで理解しているとは限りません。

例えば、社長が
「今年は売上を10%増やす」
と考えていたとします。

しかし、社員にはその理由が分かりません。

なぜ10%なのか。
何を重点的に販売するのか。
自分の仕事はどう変わるのか。

こうしたことが分からなければ、
社員は指示された仕事をこなすだけに
なりがちです。

事業計画を共有することで、
社員は会社の目標だけでなく、
社長が何を考えているのかも理解できます。

これが自主的に働く第一歩になります。

■Q2. 事業計画には何を書けばよいのでしょうか?

A. まずは利益計画と販売計画の
2つを整理するとよいでしょう。

利益計画とは、
会社が目指す売上や利益を
数字で示したものです。

大切なのは、売上だけを先に決めないことです。

例えば、会社として必要な利益を考え、
そこから必要な売上高や
使える経費を検討していきます。

利益を確保するために、
どのくらい販売する必要があるのか。

その数字を明らかにするのです。

次に販売計画です。

販売計画では、
「誰に」「何を」「どれだけ売るか」
を具体的に考えます。

例えば、

・既存のお客様に既存商品を販売する
・既存のお客様に新商品を販売する
・新しいお客様に既存商品を販売する
・新しいお客様に新商品を販売する

この4つに分けると、
取り組むべきことが見えてきます。

一般的には、既存のお客様に
既存商品を販売する方が、
実績をもとに計画を立てやすいものです。

もちろん、新しい事業に挑戦する場合は、
別の考え方も必要になります。

大切なのは、実現できそうな数字と
具体的な行動を結びつけることです。

■Q3. 計画を作っても、社員が動かなかったら?

A. 計画を作っただけで終わらせないことです。

こんなケースがあります。

社長が立派な事業計画を作り、
社員に説明しました。

ところが、その後は計画の話が出ません。

これでは社員も、
日々の仕事との関係が分からなくなります。

事業計画は、作成することよりも
実行し続けることが大切です。

月に一度、全社員で進み具合を確認し、
必要な対策を話し合う。

その積み重ねが、
社員の当事者意識を育てていきます。

■ワンポイントアドバイス■

まずは、社員に次の質問をしてみませんか。

「今年、会社が一番力を入れることは何ですか?」

社員からどんな答えが返ってくるでしょうか。

社長の考えと社員の答えが違っていたら、
それは会社の方向性を共有する機会です。

難しい計画書を作る前に、
会社の目標を分かりやすく伝えることから
始めてもよいでしょう。

そして、計画と実績に差が出たときも、
数字だけで社員を責めないことです。

なぜ差が出たのか。
次はどうすればよいのか。

一緒に考えることが大切です。

中小企業には、大企業とは違った
経営の進め方があります。

社長と社員の距離が近いことを生かし、
全員で知恵を出し合うこともできます。

事業計画は、会社の数字を管理するだけでなく、
社員の成長を促す道具にもなります。

社員が自分の仕事の意味を理解し、
前向きに働ける会社。

そんな職場づくりのために、
一度、自社の事業計画のあり方を
見直してみてはいかがでしょうか。

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【本からの気づきメモ】
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■新卒採用が減少、中途採用は増加へ■

2027年春入社の大卒採用で、製造業の内定人数が
6年ぶりに前年を下回りました。

主要企業931社の集計では、全業種の内定人数は
前年比0.7%増の12万2781人とほぼ横ばい。
製造業は1.6%減、非製造業は1.7%増でした。

特に減少が目立つのは素材産業です。
石油は32.4%減、鉄鋼は27.1%減、
化学は7.5%減となりました。
中東情勢の不透明さや原料費、輸送費の高騰が
採用判断に影響しているとの見方もあります。

一方、中途採用は活発です。
2026年度の中途採用計画は前年比8.6%増。
新卒と中途を比較できる企業では、
中途採用の割合が51.4%となり、
3年連続で新卒を上回りました。

中途採用を増やす理由の最多は、
「即戦力の確保」で87.9%でした。

企業の人材確保は、新卒中心から
経験や専門性を重視する方向へと変化しています。

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