【人事制度】全員契約社員にする

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年11月21日号   VOL.1323
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「ゴミの定期収集」は江戸時代から行なわれていた!

(続きは編集後記で)

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【人事制度】全員契約社員にする
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   最近、正社員が少なくなっていると聞いています。

中川:そのとおりですね。

社長:当社の取り巻く環境が厳しさを増しています。
   それで、全員を契約社員にしたいのです。

中川:どうしてですか?

社長:一年契約にすると、余剰人員が発生したときに契約期間満了で
   辞めてもらうことができるからです。

中川:全員ですか?

社長:そうです。
   部長、課長も含めて全員です。

中川:あのう...、社長ご自身は?

社長:取締役は任期が2年です。

中川:社長はすでに24年、取締役ですよね?

社長:それはそうですが、後継者がいないのです。

中川:話を戻しまして、全員を契約社員にするということですが
   反対します。

社長:どうしてですか?
   いつでも辞めてもらえるような柔軟な体制にないと会社は生き残れ
   ません。

中川:たしかに、人件費は最大のコストです。
   しかし、従業員あっての会社ですよ。
   従業員が不安に思って退職したら会社は成り立ちませんよ。

社長:辞めたらまた補充のため採用します。

中川:御社は製造業です。
   長年の技術の積み重ねがあって顧客の信頼を得ています。
   そのような技術を持っている従業員が退職したら困るでしょう?

社長:それは困ります。
   そのような大切は従業員は辞めないように説得します。

中川:説得する自信はありますか?

社長:絶対的な自信はありませんが、長年苦労を共にしているので
   辞めないと思います。

中川:長年苦労を共にしている理由は何でしょう?

社長:それは会社に愛着があるからでしょう。

中川:結婚して何年ですか?

社長:35年です。

中川:奥さんはお元気ですか?

社長:感謝しています。
   わがままな私を支えてくれています。
   
中川:もし、奥さんと契約結婚だったらどうでしょう?

社長:はあ?
   なんですか?
   その契約結婚とは?

中川:結婚の契約を一年契約とするのです。
   一年経って改めて結婚の契約をするのです。
   そのような契約結婚だったら社長、とっくに奥さんに
   見限られていたかもしれませんよ。

社長:何がいいたいのですか?

中川:従業員が一年契約の契約社員になったら
   果たして会社に愛着を持つかということです。
   不安で不安で落ち着いて仕事ができないと思いますよ。

社長:不安ですか...。

中川:不安、不安、不安、不安、不安、不安、不安、不安、不安、
   不安、不安、不安、不安、不安、不安、不安、不安、不安
   ですよ。

社長:そんなに繰り返さなくても...。

中川:従業員には家族がいるのです。
   だから安心を求めているのです。
   まじめに働けばよほどのことがない限り解雇される心配が
   ないことが重要なのです。

社長:うーん。

中川:パートさんは期間を定めた契約ですから、契約期間満了で
   辞めてもらうことができます。
   しかし、パートと製造の心臓部を支えてる正社員とは
   まるで違います。

社長:なるほど。
   重要な仕事は正社員であるべきですね。

中川:そうです。
   誰でもできるような仕事、短期間で一人前になるような
   仕事は契約社員やパートでも良いでしょうが、中核となる
   仕事は正社員を配置すべきです。

社長:部長、課長も中核人材ですね。

中川:そうです。

社長:わかりました。
   正社員ですべき仕事とそうでない仕事を見極めます。

 

(中川コメント)

 中核となる人材は雇用が不安定な契約社員(有期契約のとこと)に
すべきではありません。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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「ゴミの定期収集」は江戸時代から行なわれていた!

 江戸幕府が聞かれて間もない慶安元年(一六四八)には、早くもゴミの不
法投棄に対する処罰や、町内会でのドブさらいを奨励するお触れが出され
ていたのです。

 そして、一四年後の寛文二年には、今でいうゴミの定期収集が始まって
います。これは、日本橋通りより北は毎月二の日、南は三の日にゴミ取り
船を差し向けて各町内のゴミを収集したもので、元禄10年(一六九七)には
清掃局の前身ともいえる芥改役という役目ができているのです。

 船で集められたコミは、東京湾の永代浦などに捨てていたようです。し
かし、江戸の人口は増える一方。増え続けるゴミに頭を悩ませた幕府は、
ついに享保年間(一七一六~一七三五年)に、深川の越中島に塵芥捨て場を
定めました。

(雑学の本 竹内均編 知的生きかた文庫より)

では、また明日お会いしましょう!!

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