【就業規則】知らなかったから降格による基本給減額は不当だと言う
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2014年10月10日号 VOL.2031
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なぜ天かす入りのそばがタヌキ?
(続きは編集後記で)
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【就業規則】知らなかったから降格による基本給減額は不当だと言う
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。Aさんのことで相談です。
中川:はい、何でしょうか?
社長:Aさんは課長でした。
しかし、勤務成績が悪いので係長に降格しました。
中川:そうですか。
社長:降格したら役職手当が下がります。
それから基本給も下がります。
中川:そうですか。
社長:ところが、Aさんから降格をされたのはしょうがないが
基本給が下がるのはおかしいと言うのです。
中川:課長から係長になると役職手当が下がるのですね?
社長:そうです。
それはAさんもしょうがないと認めています。
しかし、基本給が下がるとは知らなかった。
基本給まで下げるのはおかしいと言うのです。
中川:基本給を下げるルールになっているのですか?
社長:Aさんは4等級でした。
しかし、降格したので3等級に下げました。
中川:御社の賃金制度は3等級より4等級の方がランクが上なのですね?
社長:そうです。
中川:賃金規程を拝見します。
(拝見)
確かに等級が下がると基本給が下がる仕組みですね。
社長:そうです。
しかし、Aさんはそんなことは知らなかったというのです。
中川:この賃金規程はいつ改定されたのですか?
社長:2年前です。
中川:労働基準監督署には届けていますか?
社長:はい、届けています。
中川:新しい賃金制度になったときAさんには説明をしましたか?
社長:はい、全員を集めて説明をしました。
だからAさんもその話は聞いているはずです。
自分に都合が悪いことは知らなかったというのですから...。
Aさんはそれがクセです。
だから、課長職が務まらなかったのです。
知らなかったですまされますかね?
中川:賃金規程はどこにありますか?
社長:更衣室に置いてあります。
中川:御社は
1.新賃金制度について全員に説明をしている
2.賃金規程を労働基準監督署に届けている
3.賃金規程が更衣室に置いてある
とされています。
Aさんは知らなかったというのはお門違いです。
社長:やはりそうですか。
分かりました。
Aさんにちゃんと説明します。
(中川コメント)
賃金規程は就業規則の一部です。
改訂した場合は
1.従業員代表の意見を聞くこと
2.労働基準監督署に届けること
3.周知すること
が必要です。
周知とは
1.賃金規程を配布する
2.誰でも閲覧できる場所に置く
3.社内ランなどの端末で誰でも閲覧できる
の3つのどれかを実施することです。
あなたの会社の賃金規程は周知されていますか?
今日はここまで。では、またあした。
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もいかない。だいたい、俺は忙しいのだ。本を読んでいる暇はないし、
第一、資金繰りや営業のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
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編集後記
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なぜ天かす入りのそばがタヌキ?
なぜ、揚げ玉入りのそばをタヌキそばというのでしょうか。キツネは
油揚げが好きだからキツネそばには油揚げ。真偽のほどはさておいて、
これは理にかなっています。でも、タヌキが揚げ玉好きという話は聞いた
ことがありませんが...。
<
p>「天ぷらそば」から「種(中身)」を抜いたから「たねぬき」←「たぬき」
と変化したという説が有力ですが、これは関東だけのお話。
東京の人が大阪で「たぬき」を注文すると一様に驚きます。なぜなら、
「たぬき」と注文して出てくるのは「油揚げ入りのそば」だからです。
では「きつね」と注文して出てくるものはといえば、「油揚げ入りの
うどん」です。関西では揚げ玉はほとんど無料サービスされるので、
揚げ玉入りでも「素うどん」ということになります。
では、なぜ関西ではたぬきそばなのでしょうか。うどんが白いのに対して
そばは黒いので黒っほいたぬきになぞらえたという説や、関西ではうどんが
一般的で、関西ではそばはほとんど食べられないから、うどんであるはずの
麺がそばに化けたからたぬきという説などがあります。
そばネタでもう一つ。「カレー南蛮」や「鴨南蛮」の「南蛮」って、
いったい何のことでしょう。これはネギを指しています。日本へやって来た
南蛮人(オランダ人)たちがとてもネギが好きだったところから、南蛮=ネギ
となったそうです。
(つい他人に自慢したくなる無敵の雑学 角川ソフィア文庫より)
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ステップ3 人事制度の構築
ステップ4 諸手当の見直し
ステップ5 基本給の決定
ステップ6 昇給(減給を含む)システムの構築
ステップ7 人事考課の見直し
ステップ8 賃金規程の見直し
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