【年休】退職時に年休を使って引き継ぎをしない

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 ■ 60歳以上の給料の決め方セミナー開催

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        【東京】   2月12日(木)  9時30分~12時30分
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60歳以上の給料の決め方をほとんどの会社が間違っています    
60歳以降の給料は、年金と合わせて決めなければなりません。
現役時代の給料の70%とか80%とかいう決め方はご本人も会社も損をします。
また、法律が65歳までの義務化されました。
新しい法律改正による60歳以上の給料の決め方をお話しします。
平成25年3月31日までに労使協定を締結した方が良かったのですが
それを実施していない会社の対応策もご提案します。

詳しくは下記からご確認ください。(セミナー申し込みもできます)

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年12月3日号   VOL.2085
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各国企業の「牛」戦略

(続きは編集後記で)

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【年休】退職時に年休を使って引き継ぎをしない
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   Aさんが退職することになりました。
   年休が40日あるので全部とって退職するというのです。

中川:40日ですか。

社長:それはいいとしても、年休を40日も取られると仕事の引き継ぎが
   できないのです。
   そのような場合、年休を認めないことができますか?

中川:引き継ぎに何日必要ですか?

社長:5日は必要です。

中川:年休は仕事に支障がある場合は他の日に振り返ることができます。
   これを時季変更権と言います。

社長:では、Aさんの場合は退職後5日間は年休ということになりますね。

中川:会社を退職しているのに年休分を給料で払うのは変でしょう?

社長:変ですね。
   では、はやり引き継ぎはあきらめて、年休をまるまる認めなければ
   ならないのですか?

中川:そうなります。

社長:それでは仕事に支障がでます。
   なんとかなりませんか?

中川:対策は二つあります。
   一つは、Aさんと話し合い年休5日分はあきらめてもらうのです。

社長:それではAさんは納得しないでしょう。

中川:年休を取れなかった5日分は買い上げます。
   そうすればAさんは納得するでしょう。

社長:そうですね。
   実は、Aさんはへそ曲がりです。
   年休の買い上げはいやだというでしょう。
   私とは馬が合わないのです。

中川:それは困りましたね。
   では、二つ目の対策です。
   休日出勤を命じましょう。

社長:え?
   ああ、なるほど。
   年休は使っても良いが引き継ぎのために休日出勤をさせるのですね。

中川:そうです。
   これは業務命令ですからAさんは拒否できません。

社長:それでもいやだと言ったら?

中川:就業規則に照らし合わせて懲戒処分をすることになります。

社長:なるほど。
   分かりました。

(中川コメント)

 年休の買い上げを予定することは年休の取得を妨げるという趣旨から
違法となります。予定とは就業規則などで定めているようなことです。
 ただし、今回の事例のようにたまたま当事者と話し合いで、消化しきれ
ない年休を買い上げることは違法ではありません。

今日はここまで。では、またあした。

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 解雇とか賃金の切り下げとか微妙な問題は、労働基準監督署に聞くわけに
もいかない。だいたい、俺は忙しいのだ。本を読んでいる暇はないし、
第一、資金繰りや営業のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
誰か、いないのか?

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    編集後記      
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各国企業の「牛」戦略

 次のジョークも二頭の乳牛が登場する。「各国の企業が二頭の乳牛を所有
したらどうするか」というものだ。

◎アメリカ企業
  一頭を売り、残った一頭には四頭分のミルクを出すように強制する。そ
 のため乳牛は死んでしまい、社員はびっくりする。

◎フランス企業
  すでに二頭の乳牛を所有しているのだが、三頭の乳牛が欲しいと組合が< br /> ストライキに入る。

◎日本企業
  通常の十分の一の餌で、十倍のミルクが出るように、二頭の乳牛の品種
 改良をする。
  宣伝も上手でカウキモン(Cowkemon)というイメージ・キャラクターを
 創り上げ、メディアを通じて世界中に売り込む。

◎ドイツ企業
  乳牛二頭をリ・エンジニアリングして、100年生き、餌は月に一回、しか
 も牛が自分でミルクを絞るようなシステムを作り上げる。

◎英国企業
  二頭とも検査に出されている。

◎イタリア企業
  乳牛を二頭、たしかに所有しているはずだが、所在が分からない。とりあ
 えずシ工スタ後に所在を探すことになっている。

◎インド企業
  二頭の乳牛を神として崇めているので、商売の道真にするなどもってのほ
 かである。

◎中国企業
  200人の従業員が二頭の牛のミルク絞りをしているらしいが、この会社の
 報告書は完全雇用と牛の高い生産性を強調している。
  牛の数の報告はない。

(世界ビジネスジョーク集 おおばともみつ著 中央公論新社刊より)

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 多くの会社で、なり物入りで始まった改善提案制度は、いつの間にか消え
てしまっています。

 実は、そういう私も、大企業にいるときに改善提案制度があまりうまく行
かなかった経験を持っています。うまくいかなかった原因は2つありました。

1.審査のスピードが遅い
2.教育をしていない

 審査のスピードを速めて教育をきちんとすると、改善が活発になってきます。

講師である中川が以前勤務していた40人の製造業の会社では、従業員に改善
提案件数のノルマを課さなくても、自動的にドンドン出てきていました。
事務局である中川は、決済の判を押すだけで、ほとんど何もしていませんで
した。そのような、魔法のような方法があります。

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