【休憩時間】休憩時間が与えられないのですが

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年12月7日号   VOL.2089
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銀座ホステスが接客で心がける「銀座ルール」って何?

(続きは編集後記で)

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 【休憩時間】休憩時間が与えられないのですが
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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   きょうは、休憩時間についてご相談があります。

中川 どんなご相談ですか?

社長 うちは、昼休みの休憩は1時間と定めてあるのですが、忙しいとき
   は30分くらいしか取れていません。
   これって、法律違反ですよね?

中川 ええ、労働時間が6時間を超え8時間以内は45分以上、
   8時間を超える場合は60分以上の休憩を与えなければならないと
   法律ではなっています

社長 うちは残業が毎日ありますので、休憩を1時間としています。

中川 それは適切な対応です。

社長 しかし、実態として休憩が取れない日があります。

中川 交替し休憩をとることはできませんか?

社長 小さな店舗は二人しかいないので、混雑すると休憩をしている
   余裕がなくなります。

中川 でも、休憩時間は与えなければならないのです。

社長 それで、たとえば30分しか休憩できなかった場合は、休憩がとれな
   いで働いた30分の時間は給料を払うことにしたいのですが。

中川 1つの解決策ではあります。
   その社長の気持ちはとても大切ですが、残念ながらそれは違法です。

社長 残業をしたらちゃんと残業代を払うのですから、休憩できなかった
   場合はその分給料を払うので同じではないですか?

中川 残業をさせると違法です。
   法律では1日8時間以上働かせてはいけないと書いてあります。

社長 え? 
   でも、全国どこの会社も残業をしているではありませんか。

中川 それは、残業をしてもいいですよという協定を結んでいるからです。

社長 ああ、知っていますよ。36協定(さぶろくきょうてい)と言うので
   しょう。

中川 そのとおりです。
   従業員がOKしているから、残業をさせることが可能なのです。

社長 では、休憩時間も同じように休憩できなかった時間は、給料を払うと
   いうことで従業員のOKをもらえばいいのではないですか?

中川 残念ですが、休憩時間にはそのようなことは許されていません。

社長 なにかいい手はありませんか?

中川 残念ですがありません。
   あの店は午後から忙しくなりますので、休憩時間を少し小刻みにして
   午前中から交替で休憩をとってもらって、合計で1時間の休憩を与える
   ことが考えられます

社長 それならなんとかできます

(中川コメント)

 休憩時間は、労働時間が6時間を超え8時間以内は45分、8時間を超える場合
は60分以上の休憩時間を与えなければならないと定められています。

 休憩時間には協定を結べば休憩時間を短縮してもよいというような緩和策
はありません。従業員の方と話し合って法律違反をしない休憩の取り方につ
いて解決策を話し合いましょう。

 休憩時間をとらせないで知らんぷりをしていると、従業員の不満がたまりま
す。それが元で内部告発という可能性も否定できません。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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銀座ホステスが接客で心がける「銀座ルール」って何?

 最初の1杯はみんなで乾杯というのが世界共通のルールだが、これは銀座の
クラブでも同じだ。ただし、このとき注意してみると、ホステスは客のグラ
スよりも必ず低い位置でグラスを合わせている。客よりグラスを高く上げる
ことはないのだ。これはもちろん、「客を一番に立てる」というホステスと
店側の経営姿勢でもある。

 銀座のクラブに通う男性は、心地いい癒しを求めている。だからホステス
も、客に気分よく過ごしてもらうために細やかなところまで気を配る。グラ
スを低く掲げるのは伝統的に引き継がれてきた、いわゆる「銀座ルール」で
もある。

 銀座ルールというと、同伴や勤務時間など待遇にかかわることが多いよう
に思われるが、接客態度に関するルールも少なくない。

 グラスを客より高く上げてはいけないのもそうだが、灰皿はタバコ1本を吸
い終わるごとに交換する、グラスに水滴がついできたら客の指が濡れないよ
うに紙ナプキンで水滴をふき取る、客のおつまみに手を出すのは控える、客
のタバコに火をつけるときは自分の手元で火をつけてから両手を添えながら
タバコに近づけるなど、店で働くホステスには接客に関するいろいろな決ま
りごとがあるのだ。

 よく「クラブは会話を楽しむところ」というが、ホステスたちは会話力を
磨くだけでなく、気配りの行き届いた接客を心がけることで、客の心をつか
んで売り上げアップを目論んでいるわけだ。

(「あの業界のタブー」より 青春出版 発行)

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