■部下への一言、「言い方」で損をしていませんか?■
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年8月26日 Vol.6535
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(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)
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■部下への一言、「言い方」で損をしていませんか?■
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「部下に注意したいけれど、
ハラスメントと言われるのが怖い」
「どこまで言ってよいのか分からず、
必要な指導まで控えてしまう」
管理職から、こんな声を聞くことがあります。
部下を指導することは、上司の大切な仕事です。
問題は、指導すること自体ではなく、
どのような言葉で伝えるかです。
例えば、仕事に不備があった部下に対して、
「こんなことも分からないのか」と言えば、
相手の能力や人格を否定されたように感じます。
そこで、
「ここまではできています。
この部分を確認して、もう一度やってみよう」
と伝えてみます。
できている点を認めたうえで、
直すべき点を具体的に示すことが大切です。
Q.厳しく注意しなければ、
部下は成長しないのではありませんか?
A.声を荒らげることと、
厳しい指導は同じではありません。
「今回、私の指示にも問題があった。
ただ、分からないときは早めに相談してほしい」
という言い方なら、上司も自分の責任を認めながら、
部下に改善を求めることができます。
大切なのは、相手を追い詰めることではなく、
次に同じ失敗を繰り返さないようにすることです。
また、残業を命じる場面でも、
「この程度なら当然、今日中にできるよね」
と一方的に迫るのは避けたいものです。
「この仕事を今日中に終える必要があります。
難しい点があれば相談してください」
と、仕事の目的と相談の余地を伝えると、
受け止め方は大きく変わります。
Q.部下を褒めるときにも、
気をつけることがありますか?
A.容姿や年齢、性別ではなく、
仕事上の行動や成果を褒めるとよいでしょう。
「声がかわいいから電話に出て」
ではなく、
「声が聞き取りやすく、説明も分かりやすいので、
電話対応で助かっています」と伝えます。
「女性らしい」「男らしく」といった言葉も、
相手を決めつけることがあります。
「いつも親切で協力的なので助かっています」
のように、具体的な行動に目を向けましょう。
結婚や恋人、休日の過ごし方なども、
本人が話していないのに踏み込まないことが大切です。
ワンポイントアドバイス
部下に言葉をかける前に、
「その言葉は仕事に必要か」と一度考えてみましょう。
必要な注意であれば、
人格ではなく、行動や事実に絞って伝えます。
「君は仕事が遅い」ではなく、
「今回は予定より二日遅れています。
次回はいつ相談すれば間に合うか考えよう」
とすれば、改善の話がしやすくなります。
Q.妊娠や育児休業について、
どのように声をかければよいでしょうか?
A.退職や雇用形態の変更を先回りして勧めず、
まず本人の希望を聴くことが大切です。
「復帰するのは大変だろう」と決めつけず、
「復帰後に必要な支援について話し合おう」
と伝えるとよいでしょう。
育児休業は、子どもを育てるための大切な休みです。
休業中の仕事の連絡は必要最小限にし、
復帰直後は、少しずつ仕事の感覚を取り戻せるように
配慮することも大切です。
相手を尊重しながら、
仕事上必要なことを具体的に伝える。
この小さな言い換えが、部下の安心感と
上司への信頼につながります。
日頃の何気ない一言を、
一度立ち止まって振り返ってみませんか。
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