悪天候を予測し早退させた場合の給料は?

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
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発行者: 中川清徳  2023年11月30日 VOL.5429
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フランス人はクリスマスに”薪"を食べる

続きは編集後記で

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悪天候を予測し早退させた場合の給料は?
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Q
悪天候により交通機関の混乱が予想される場合に社員を早退
させた場合の給料は払わなければなりませんか?

A
[結論]
休業手当(60%)を払わなければならない可能性があります。

[理由]
従業員の責任ではないからです。
事業主は従業員へ仕事を与える義務があります。

[補足]
労基法第26条は、使用者に責がある場合は、休業手当を支払う
義務があるなっています。
天災などで不可抗力の場合は使用者に責があるとは言いがたい
です。
東日本大震災のときは仕事を与えないことは不可抗力と
して休業手当の支給は免除されました。

(中川コメント)
冬になり大雪による交通機関の混乱がありえます。
東日本大震災のような大災害でなければ休業手当を支給する
ことを推奨します。

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編集後記
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フランス人はクリスマスに”薪"を食べる

フランス語で薪のことを「ビュッシュ」(buche)というが、
フランス人はクリスマスにビュッシュ(薪)を食べる。
とはいっても、もちろん本物の薪を食べるわけではない。

フランス人が食べるのは「ビュッシュ・ド・ノエル」(クリ
スマスの薪)というケーキである。このケーキはロールケーキ
の表面にチョコクリームなどを塗り、薪(丸太)にそっくり
似せてつくられている。

どうしてそんな形にこしらえるのか。その昔、ヨーロッパの
国々ではクリスマス・イヴに大きな薪(丸太)を燃やした。
これは北欧で行なわれていた冬至祭に由来するとされている。
冬至になると太陽の光がもっとも弱くなる。そこでその復活
を願って薪(丸太)を燃やし続けた。この冬至祭の習慣を
キリスト教はクリスマスに取り込んだのである。

クリスマスに薪を燃やす風習は現在ではほとんどすたれて
しまったが、フランスのクリスマス・ケーキ、ビュッシュ・
ド・ノエルにその風習が残っている。薪は燃やすものである
が、それをフランス人がケーキに仕立てため、フランスでは
薪(ビュソシュ)は食べものになってしまった。

(知って得しない話。 北嶋廣敏著 グラフ刊より)

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